今年さいごの弘法さん(おこぼれ写真)

エキブロは 1エントリーに 写真・画像は 15ファイルまで、ということで、いっこ前の記事の“おこぼれ写真”を貼っておく。

*まずはこちらからどうぞ。

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# by thin-p | 2016-12-22 00:00 | 写真散歩 | Trackback | Comments(0)

今年さいごの弘法さん

名古屋の覚王山にある日泰寺とその参道(門前の商店街)は毎月21日に月縁日と市が立つ。
うちの事務所近所の神社は毎月 1 と 6 の日に朝市が開かれる。
だから 21日は両方をはしごするたくさんの年配者が大通りも路地も野菜や乾物や魚やいろんなものを袋やカートでぞろぞろ持ち歩き、お互いの元気を確かめ合いながらあちこちで寄り合って喋ったり笑ったりしている。

覚王山は2つある最寄駅の片方なので、午前中にでかけた帰りに、今年さいごだと思ってお参りに寄ったら、快晴であたたかい日になったこともあり、いつにも増してたくさんの人出で参道も境内もすらすらと歩けず、おもしろいシーンがあちこちにあったから尚更時間がかかって、なんだかんだで参道入口を入って帰るまでに小一時間ほどかかってしまった。

と、いうことを昼間に Facebookにポストした。

ここでは 1エントリー15枚の写真を貼ることができるので、厳選?したシーンをシェアしよう。

まず全体はこんな感じ。

日泰寺の仁王門のところから見た参道。Facebookにポストしたものとはちょっと別なやつ。
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本堂から境内を見たところ。
これは毎年元日未明に配信する「ゆく年くる年Podcast」で貼る写真と同じアングル。
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参道の、いまは閉まっているコインランドリー前の自販機。
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参道で毎回出店している きのこ屋。
バッキバキの硬派で、いっつも妙なネクタイを締めていて、折りたたみのガラケーは黄金ピッカピカで、いかにも国粋主義のペイトリオッツな風体のオヤジさんとその一家がやっている。

このオヤジさんの口上が実に素晴らしい。
何が素晴らしいって、来る人来る人にほとんど一字一句変わらない、且つ ほぼ同じ抑揚と同じところで芝居掛かった感じの、もはやパフォーマンスに近い。
平気でタバコくわえて接客するし、暇になると座り込んでペットボトルのお茶を、あたかも酒のようにあおって「そのうち、国産のしいたけは食えなくなるわ。全部中国からの輸入になるわ。」とクダを巻く(ように見える・笑)。
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三田佳子と伍代夏子のファンらしい(笑)
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ダンボールに手書きで「日本応援」とか「日本きのこ学会会長」とか「きのこアドバイザー」とか書かれているけど、真偽のほどは謎(ググってみたけど・笑)
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それでも常連もご新規も、毎回たくさんの人が干し椎茸を買い求める。
昔の縁日に出ていた見世物小屋とか胡散臭いバッグ屋とかテキヤとか、そういう匂いがぷんぷんしていて、ちょっと怖そうな感じもあって、結局のところ、縁日は堅気のクリーンなものばかりじゃつまらないっていうことなんだよな。

境内の中も参道も、半分くらいそういう感じ。
だから人が集まって賑わって面白いこともいろいろあって、知らない人同士も声をかけあったりすぐに仲良くなったりして、縁日が終わればあっさりそれぞれの日常に戻って行く、それがいいんだろうな。

てなことをあらためて思ったり。

日泰寺本堂横に立つ 時のタイ国々王チュラロンコン陛下像。(日泰寺に興味ある人はコチラ
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日泰寺門前にある覚王山八十八ヶ所霊場では、毎回ふるまいがあって、今回は白玉ぜんざいだった。
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御堂でお参りしたらボランティアのおばさまたちに促されて椅子に座ると熱くて美味いぜんざいとお茶を出してくれたので ありがたくいただくと、快活そうなおばさまが、春も夏も来たよね?と聞いて来た。

春はおでんで、夏は、なんだっけ?みたいなことを言われて、適当な相槌を打ちながらぜんざいを食っていたら、来年もまた来なよ、と色目を使われた(笑)

露店は魚、野菜、乾物、干物、服飾雑貨、飲食が多数出ているが、境内には毎回、この毛糸屋がいる。
広い場所にたくさんの毛糸を、まさに「ばー!」という感じで広げてあって、今日みたいな快晴の日はそれを見るだけで暖かくなる。
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うまそうなものがあちこちにあるからついつい足を止めてしまう。
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これ、すごいでしょ? よく見てね(笑)  栗入りあんこの大判焼きなんだけどさ。ね?(笑2)
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季節的にも良い魚がいろいろ安くて、夕方からの予定がなければあれこれちょっとずつ値切ったりしながら買ってきて料理をしたいところだった。
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で、今回いちばんおもしろかったのがこちら。「路上芸人えぐれささしま」
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派手なおばちゃんがウクレレを鳴らしながら歌っていて、タータンチェックのシャツを着たベイ・シティ・ローラーズのメンバー2人(笑)がビールと串カツを食べながらそれを見ていた。

おばちゃんは、喜納昌吉の花とか、坂本九とか、なんかいろいろ大きな声で替え歌にしてがなっていたが、ベイ・シティ・ローラーズの二人は外人だからか、歌がわからないみたいで、おばちゃんはいろんな歌を少しずつ歌っては、これ、知ってる?みたいなやりとりを延々を続けていた。

もー、おかしくておもしろくて、しばらく観察していたら、正月の歌にするとか言い出して、これまらいろいろ歌ったが、ローラーズのメンバーの反応は鈍い。

そのうち、「お正月を写そう!」とか歌い出して、ほんとにおもしろかった。

境内の露天で毎回出店している干し芋と干し柿と落花生の店で金時芋の干し芋(これがうまい)をオマケしてもらって買い、湯のみも爺さんがまけてくれたから買い、安くしてくれた握り寿司を買い、事務所へ戻って仕事して、一区切りついたところで「路上芸人えぐれささしま」を思い出してググったら このブログエントリーがヒットした。

還暦の路上ウクレレ歌手 ◇ホームレスの人々に笑いを、名古屋でライブ7年◇えぐれ笹島
(2009.12.30 の 日本経済新聞記事をそのままコピペしただけのブログ)

これを読んで不覚にも泣いてしまった。

やっぱ、人間、明るく朗らかに、生き生きとして勇ましく生きていくこと、それがいちばん大事なんだよ。ね。

境内を一回りしている間に、えぐれんささしまさんは姿を消していた。
新しい年の21日にもまた来てくれたらいいな。
そしたら、その時はちゃんと投げ銭して楽しませてもらおうと思う。

現場からは以上です、編集長。

*覚王山商店街ウェブサイト*
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# by thin-p | 2016-12-21 23:36 | 写真散歩 | Trackback | Comments(0)

年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜神戸編-3(完結)

シリーズ・アーカイブ
●年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜大阪編
●年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜神戸編-1
●年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜神戸編-2

豚まんと缶ビールを店先のテーブルで立ち食いしたとこまで読んだ?
じゃ、あとは写真を貼って締めますよ。

ってことで、なんとなくな流れで、 ギトさんタカギトヲル氏) が前に行ったら美味かったというガード下のこじんまりした中華料理の暖簾を潜り、いちばん奥の席について瓶ビールと餃子から。

で、その餃子がとても美味くて、さっき食った豚まんといい、あのジワっとくる甘味はなんだろうと考えを巡らせ、そうか、淡路島の玉ねぎのせいだ!と勝手に決めつけ合点したら更に旨味が増した。

あとで食べた上海風焼きそばも玉ねぎとニラと挽肉がよく効いていたし、手羽の煮込みもよく居酒屋のカウンターの上の大皿に作り置きしているようなものとは違って、オーダーしてから調理するやつで、実に美味かったし、揚げナスのチリソースも絶品だった。

店のお姉ちゃんに焼きそば美味いねえと褒めたら、「ほんとは海鮮焼きそばの方がもっと美味しいよ」と返された。

茶碗にご飯を一杯もらって、二人で分けっこして小皿にいろんなソースとかも混ぜてのせて食うのが中華料理ではいちばん美味い食い方だと思っている。
こんなふうに混ぜちゃったりして。
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瓶ビールをお互いコップに何度も注ぎ飲みながら、引き続き他言無用な会話が続く(笑)

あ、そうだ、インスタやFBにポストした写真も、この最終回にはアーカイブとして貼っておこう。

大阪アンポポ食堂のドア
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水野家のコロッケを食べ歩き
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三ノ宮駅前のクリスマスツリーとイルミネーション
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余談だけど、30年前に三ノ宮で食べた路地裏の焼きそばが今でも忘れられない。


閑話休題。店内は気がつけば満席になっていた。
腹も膨れたし、いい感じのガード下を歩いて伝説のバーへ移動。
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村上春樹の第1作「風の歌を聴け」の映画版で ジェイズ・バーのロケが行われたのが、そのハーフ・タイムというところだった。
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実は僕はつい最近まで村上春樹作品を一文字も読んだことがなかった。
龍の方はほとんど読み散らかして来たけど、ハルキストからもっとも蔑まれるであろうほどに、なぜだか昔も今も彼の作品を受け付けることができない。

理由を考えたこともなかったけれど、ちょっと前に短編を1作だけ読んでみて、なんとなくわかった。

ここに書き出すと終わらないので、それはまたいつか別の機会を設けよう。

ハーフ・タイムと映画版のスチル写真集は原作を知らなくても、好きじゃ無くても関係なく、とても居心地の良いバーだった。
オーセンティックなバーかと言えば微妙に違う。

なんていうか、平凡パンチ感というか、そんな感じ。わからないよね(笑)
けど、なんとなく、そんな感じだった。
温かいラムを飲んだ。
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バーを出て、ギトさんのオフィスに置いて来た荷物を取りに寄って、熱い珈琲を淹れてもらい、新神戸までいっしょに歩いて送ってくれた。
これは夕方に三ノ宮方面へ歩いて向かう途中に撮った新神戸方面のスナップ。
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大阪から最後に新神戸で別れるまで、よくそんだけ話すことがあったなあというほどに、たくさんの話をした。
話しすぎて何を話したか半分くらい忘れた(笑)

来年は神戸開港150年だ。
一年間、様々な催しがあると思う。
季節はいつでもいいから、ぜひまた出かけたいと思う。
その時はこんな風にライフログとして航海記録にするかどうかはわからないけれど(笑)

最後にギトさんが撮ってくれた僕を貼って、このシリーズは完結としたい。
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# by thin-p | 2016-12-16 02:20 | Trackback | Comments(0)

年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜神戸編-2

シリーズ・アーカイブ
●年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜大阪編
●年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜神戸編-1

さてさて、月曜の話をいつまでも引っ張っちゃってもねってことと、今週はずっと飲み会続きだから、ちゃっちゃっとアップしていきますよ。

前回までのあらすじ。
名古屋から大阪へ行って、そこから神戸へ移動して、観光ではない散策を楽しみながら、おもしろいルートをガイドしてくれた ギトさんタカギトヲル氏) のオフィスへお邪魔させていただくことに。さてさて、どうなることやら。(って、変なことはなんもないっすけど・笑)

僕はつくづくセンスがないと、実は内心ずっと思っている。正直あまり自信がない。
スーツとシャツとネクタイを選ぶことと、飲食店と食べ物に対する嗅覚と、おもしろいものを見つけること、見分ける事、くだらないことをすぐに思いつく事と、方向感覚とバランス感覚と、いろいろなものに対する直観力とか洞察力とかプロファイリングのセンスとか想像力とか、人を見る目は自信があるが、空間をデザインしたり身に付けるものをセルフプロデュースすることに関しては昔からどうにかならないものかと思い続けている。
コンプレックスだとさえ言える。

嫌味な事をサラっと書きやがってこの野郎と思う人がいるだろうということもわかった上で、本人が本当にそう思っているんだから許してほしい(笑)

ギトさんの仕事場は入り口からして、もっと言っちゃうと駅を降りてからビルの入り口を潜って階段をあがる最中からギトさんなのだ。

まあ所持品とか仕事の内容も違うし背格好も違うのだから、例え同じものを揃えたとしても別なものになるのだが、部屋がギト色なのである(笑)

初めて会った時にお邪魔させてもらった大阪のオフィスよりも、さらにその色が濃くなっていた気がした。

テーブルの上の植物オブジェを真似して撮ってみた。
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ビルの屋上へ上がり、阪急電車とJRの行き交う様子と、その向こうに広がる神戸の街をぼんやり眺めながらビールで乾杯をした。
穏やかな日でよかった。
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しばらくそこで過ごして、冬至直前の日没前に再び徘徊に繰り出した。
まずは近くの大日通の商店街から。
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花屋さんの店先に謎のおもしろ人形。
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ここの商店街の夏イベントをギトさんが撮っていて、それがここだよと教えてくれて花屋さんを紹介してくれたから、その謎人形について聞いてみたら、祭りでいろいろ活躍するオリジナル民話の登場キャラクターだそうで、その民話のことを聞いたら、その物語とイラストで綴られた縦8cmほどの豆本を奥から出して来てくれて、そのまま僕にくださった。

「でっぱり石のおんがえし」

この子は村のいたずら小僧、みのる坊 というそうだ。
生身のガンタンクとか拝一刀の息子的なヤツだと勝手に想像していたが、その冊子に描かれたイラストの みのる坊とは似ても似つかず(笑)、そこがまたおもしろい。

「でっぱり石のおんがえし」はよくできた民話だ。
みのる坊が大暴れする祭りを、写真とかビデオではなく、見にいきたいと思った。

花屋の 前川真智子さん どうもありがとうございました。いつかまた遊びに行きます。

そこから線路をくぐって向こう側の路地へと進み、別の商店街を通った。
歳末の福引大会をやっていて、その様子を商店会の人が実況放送していた。
「ただいまティッシュが当たりました!」と大盛り上がりだった。
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ここから三ノ宮駅前へ抜けた時に、ちょうど 17:30となり、目の前でクリスマスツリーとイルミネーションが点灯した。

月曜の18時前でも人出が多く、前日で閉幕したルミナリエ開催中だったらそんなところを悠長に歩くことなんかできなかっただろうから、ちょっとラッキーだったかもしれない。

〜そのあたりの写真は Instagram 〜 Facebook にポストしてたから割愛。

で、ルミナリエのメイン会場へ。
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そこから元町へと向かうあたりに震災の時の仮設住宅があったという話を聞きながら、今では世界の有名ブランドや海外の高級店舗が居ならび、一瞬ここは横浜か?と思ってしまうような、なんで横浜かというのはあまり意味がないが、なんだか不思議な空間の、ルミナリエのデコレーションの撤収作業を見たりして銀行の前に差し掛かったら、そこに座れとギトさんに言われるまま、こんな感じで(笑)
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いろいろある世の中だけど、賑やかな街から数十メートルのところは隔絶な感じ。
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そんなこんなで元町へ。

なんかの収録をしていた。
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オフの時に収録現場は見たくないので素通り(笑)

ここでも記念撮影をしてもらったが、枚数の関係で別の投稿に載せようと思う。

駅の方へ向かう通りに面したところも裏路地も小路も、華やいで賑やかで、ごちゃごちゃ感も関東のそれとはちょっと違いうなあ、なんてなことを思いながらキョロキョロして歩いていたら、また別のアーケードの入り口のところの中華料理屋店頭で売っている豚まんを食べようということで。
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缶ビールと蒸し立ての豚まんを店先の小さなテーブルで立ち食い。これが実にうまかった。

このあと、当初のプランをその場の感じで変更し、別の中華料理屋へ、更に、有名なバーへと。

その写真はもうこのエントリーには貼れないから、神戸編-3 に回すことにして、今回はここまで。

さっきも書いたけど、神戸へ行く日がこの日であったのは偶然だけど、この日以前だったらルミナリエの広場には近づけなかったし、もっと先だと夢の跡みたいな余韻も消えてしまっていただろうし、この翌日は雨降りの寒い日だったし、センスはあまり良く無くても天候・気象とタイミングや縁を味方につける不思議な力があるから、ま、いっか(笑)

つづく!
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# by thin-p | 2016-12-15 18:11 | 写真散歩 | Trackback | Comments(0)

年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜神戸編-1

まずは、ここに至る大阪編からどうぞ

さて、大阪編を見てもらったという前提で、神戸編です。その1です。

今回の関西行きはギトさんタカギトヲル氏)の写真展を見る事と、もうひとつ、ギトさんのテリトリーを徘徊することが目的だった。
案内されるままに大阪の新町から地下鉄〜初めて乗る鉄道〜神戸の灘駅へ向かいながら「なんとなく」な会話。

お互いの親とか家族のこと、震災のこと、仕事のこと、いろんなこと。

春日野駅に到着して、ギトさんのレコメンドスポットを、ギトさん馴染みの地元の人たちのアドバイスも受けつつ、興味が湧くようなガイドも受けつつカメラ片手に歩いた。

それこそ、こんな機会でもなければ一生訪れることの無かった街だと思っていたら、駅からすぐのところに王子動物園が現れ、パンダがいるようになったと知ったからではなく、子どの頃に来た場所だという記憶が突然蘇って少し震えた。
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記憶が蘇ったと言っても、実はほとんど何も覚えていない。
いないんだけど、潜在意識に残っているはずだから、不思議な郷愁というか、親近感というか、とても気持ちが落ち着き自分が街に馴染んでいくのを楽しんだ。

と、いうことで、テキストはこのへんにして、今回もエキブロの1エントリーに画像15ファイルまでというルールに則って写真をアップしていこう。

駅から坂をあがっていって阪急の高架をくぐる手前の路地に実にユニークな古書店があった。
関東志向のサブカル女子だったら入り浸っちゃうんじゃないかなっていう感じで、店主も一見それにピッタリくる感じなんだけど、なんというか筋が通っているというか、とにかくセンスが良いのだ。

そんな古本屋 ワールドエンズ・ガーデンでしゃれたものを買ってみた。
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その阪急の高架下がとても面白かった。
店舗だったりアトリエだったり会社や作業場、劇団、などなど。
線路に沿ってカメラ持って何駅も歩いてしまえる。また行こう。
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何がおもしろいって、そういう緩い混沌さ加減を大きく包む鉄道高架の建築的なユニークさと、微妙な感じで散りばめられた様々な謎の意匠の織りなす時空の歪み、捻れ、擦れが、特にそれらを面白がることができる人であるギトさんによるガイドと共に見て回るのはすごく面白かった。
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こんな感じで歩道橋が刺さっていたり。
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レトロな色合いの阪急電車の車両の中を想像したら、また映画を観たくなった。
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申し遅れたけれど、コロッケが大好物だ。
それを見透かしてギトさんが揚げたてのあつあつコロッケを奢ってくれた(笑)

ここのコロッケはラードの味と揚げたての衣から匂い立つ香ばしさ、ジャガイモに包まれた玉ねぎの甘さが絶妙で本当にうまかった。水谷家。「コロッケと・・・」の・・・はナイショにしとこう(笑)
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高架下の窪みのところで写真を撮ってくれるというので、撮られながら撮ってあげた。
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前後するけど、王子動物園に隣接して横尾忠則現代美術館、神戸文学館(関西学院初代チャペルだった建物)、原田の森ギャラリーなどが並び、これは何としてもまた来なきゃな街になった。
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写真は撮らなかったけど、その神戸文学館では開館100周年記念企画展として「横溝正史〜金田一耕助の神戸を探偵する」が開催されていて、それは少し覗かせてもらった。
こういうものが普通の人たちの暮らしの中に何食わぬ顔をして存在していることはものすごく羨ましく、感覚的な説明しかできないけれど、文化とはそういうものだと思って来たことをあらためて確信した。
確信したなんて、そんな大げさなものではなく、実際、そこを観て回っている最中も僕らは他言できないようなことばかり話していたし(笑)

幼児と母親、小学生、中学生、高校生たちが坂の上の方から降りてくる時間になって、ビックリハウスとか宝島でおもしろネタにされちゃうような変な建物とかそういうのがある路地裏がまたおもしろかった。

おそらくもうじき出産だろうけど、近づいても怒られなかった。
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謎の鉄骨(無人)屋敷のチェーンロック。
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メタリック地蔵堂。
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はい、神戸編-1はここまで。
次回はギトさんのオフィスのビル屋上へあがりますよ。   〜つづく〜


*高架下でギトさんが撮ってくれたスナップ*

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# by thin-p | 2016-12-14 22:43 | 写真散歩 | Trackback | Comments(0)

年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜大阪編

師走は忙しい。街は慌ただしい。
そんな時に1日オフを作るのが面白い。

タカギ トヲル氏、通称 ギトさん の神戸での写真展が大阪西区新町の アンポポ食堂 1Fギャラリーで開催中と聞き、何の日か知らないが、昨日 12/12を今年の年の瀬オフの日に充てた。

ギトさんとは 7年前に出会って、その後も会うのは毎年1回程なのだけれど、同い年とか、志向を理解できるとか嗜好と思考も共感できたり、感性的には尊敬や憧れを抱くことができ、無防備になれる同姓として とても稀有な不思議な存在になった。

今回の写真展を開催しているアンポポ食堂は、その7年前の初対面の路地にあり(なんか意味深だな・笑)、更には、写真展のテーマがその界隈の、今はもうなくなってしまった場所などを収めた作品だということで、これ以上ない場所で待ち合わせをした。

アンポポ食堂に着くと、1F美容院の店主が声をかけてくれた。
すると二階の食堂から そちらの店主が降りてきた。
ギトさんと初めて会ったカフェ・イリヤの二人の女性店主のひとり、おがやんだった。

もう一人のさっちんが九条でイリヤの名を継いだカフェには昨年と一昨年に、その時もギトさんの写真展を見に行って、九条の街を徘徊した。

・・・と、いろいろ書き出したら止まらないので(笑)、写真を貼っていこう。

ギトさんをネタにした写真投稿で加工写真をアップしても意味がないので、今回は少しトリミングしたもの以外は ほぼ無加工で。

新大阪から御堂筋線で心斎橋へ。
人工的な歳末感に嘗ての心斎橋界隈のイメージからの違和感というか隔世の感に、もうそのあたりを歩かなくてもいいやと、アップルストアも用がないし(笑)と、路地裏を新町へ歩いた。
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なんか、ワインが飲み放題的なことが書かれた黒板の上に吊ってあった店名にちなんだもの。
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ランチの店を探している外国人カップルの彼女の方。彼は彼女の視線の向こうの方を走り回っていた。
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アンポポ食堂の並び。角の黄色いビルに、この春までギトさんのオフィスがあった。
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その黄色いビル側から。
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ギャラリーの内側から外の風景。
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アンポポ食堂 1Fギャラリーの小窓から隣の美容室が覗ける。が、覗くための窓ではない(笑)
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少ししたら思いがけず 紙芝居師で、NHK朝ドラなどに俳優として出演したり、なんだかんだいろんなことをしている平成のインチキおじさん(失敬・笑)こと、F-1さん、こと 藤井一さん、こと 菅原春秋堂さんが現れた。
たまたまギトさんに連絡したら、僕の来阪を聞き、ついでに会いにきてくれたとのこと。
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ほどなくギトさんも。
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ギトさんファンにはお馴染みの花屋さんに作品パネルの納品とのことで、ついて行って紹介してもらった。
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僕も習って花屋さんの店先で 1枚。
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再びギャラリーで作品を見たり、「ご自由に」の温かいお茶をいただいたり。
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で、アンポポ食堂へ上がり、とても美味い日替わりランチを食べて、とても美味い珈琲を飲みながらギトさんによる音声収録。
それは早くも配信されているので、ここまでの流れの延長でご視聴ください。

2016年12月12日ギト写真展にて[oyadiradio / gitophoto ] (リンク先プレイヤーで視聴可)

本来は幼児を連れたママさんランチ会的なんかに良いようにかわいらしくあつらえられて、かわいい絵本とか小さな椅子なんかが配された座敷スペースで、おっさん3人がおしゃべりしている図を思い描いて聴いてもらえば3倍楽しめると思う(笑)

と、ゆるやかな時間を過ごしたアンポポ食堂を後に、藤井さんとはここで別れて、今回のもう1つのテーマ、この春からのギトさんのホームグラウンド徘徊へと続くのであった。

以上、大阪編でした。次回、神戸編をお楽しみに!
(神戸編での会話は一切公開できないので写真だけになると思うけど・なぞ笑)

*おまけ*
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アンポポ食堂のトイレへ続く廊下。タイムトンネルになっている(笑)
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# by thin-p | 2016-12-13 22:20 | 写真散歩 | Trackback | Comments(0)

「お世話になりました」という台湾の作家によるジオラマ

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作品名:お世話になりました

作者:鄭鴻展(台湾)


8月最終週末に浜松市で「第5回浜松ジオラマグランプリ」を開催した。

この大会は、全国から応募のあったジオラマ(情景模型)作品のうち、一次審査を通過したものを浜松市の会場に展示して、一般来場者とプロ作家審査員の投票でグランプリと各賞を決める、世界で唯一のジオラマコンテスト大会だ。

応募者の年齢性別も作風も年々幅が広がり、その多彩さとクオリティはたくさんの感動を与えてもらえる。

SNSのおかげで海外の愛好者にも情報が伝わるようになって、昨年と今年は台湾からの応募作品もあった。

今年はその台湾からの作品が一般来場者投票も審査員投票も1位で、従って総合優勝としてグランプリを獲得した。

応募時に提出してもらった作品説明には、作者がFacebookで世話になった鰻屋の店主に感謝を伝えたくて、だけどお礼はいつも辞されるから、画像検索の写真を元に、その店をジオラマ作品で再現して大会に応募することで恩返しになればと書かれていた。
ジオラマを作り始めてまだ日は浅いそうで、寝る間を惜しんで作り上げたと語っていた。

FBのフィギュアグループで知り合い、お世話になった69才のおじいさんの店を、googleの写真を見ながら想像し、ジオラマにすることで忠実に再現しました。

おじいさんは私が礼を返すのをいつも断るため、代わりにこの作品を見て頂けたら喜んで貰えるかと思い、制作しました。この作品は、私からおじいさんへの、【感謝の気持ち】です。(応募書類より引用)

写真は店の表からのものだけど、裏側は厨房や客席、座敷などが驚くほど緻密に丁寧に再現されていて感動的ですらある。

その店は名古屋の店だということを知り、今日、出かけたついでに行ってみた。
便利な世の中なので科学の力ですぐに見つかった。

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いま浜松ジオラマファクトリーで展示されている作品の実物がそこに建っていた。

玄関に張り紙があった。

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近づいてみたら、店主が急病でしばらくのあいだ休業すると書かれていた。
日付は 8月22日だった。

名古屋市北区「うなぎの芝金中店」のご主人の病気をが治り、お店も再開して、そして鄭さんの心が届くことを心から願う。


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*浜松ジオラマグランプリ事務局長としては今回に限らず、出展作品と作者について個別に言及することは原則として控えている。だから、これはあくまで個人として書いた。


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# by thin-p | 2016-09-04 22:12 | 雑記帳 | Trackback | Comments(0)