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It's The Modern Age

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1984年 5月にリリースされた佐野クンのアルバム「Visitors」は、大袈裟ではなく、その後の僕の人生を決めてしまった。
決めてしまったというか、現在に至るまでのあらゆることに、大きすぎる影響を与えたと言えるのがこのアルバムで、そこに収められている楽曲とアートワークのすべてが当時の僕にはまさにバイブルだった。
更に、その翌年に発表された革新的で衝撃的な作品、2冊のビジュアルブックと“Spoken Words”という新しい表現が詰まったカセットデープが A4変形のハードカバーにセットされた「Electric Garden 」。この作品が僕のあらゆる価値観を大きく変え、その後の人生を決定づけた。

当時の僕がどんなんだったか、そして、それに対してこの2作品がどう衝撃的だったかを詳しく書くと、ただただ、僕の恥の羅列になってしまうのでやめとく(笑)

と、なんで七夕の夜にこんなことを書いてるかと言いますと、実は僕、そんな大好きな「Visitors」と「Electric Garden 」にものすごく近い雰囲気の作品に、このたび参加させてもらっちゃったんです。

音楽性や意味じゃなくて、成り立ちや作品の背景やテーマが実に「Visitors」っぽく、「Electric Garden 」的なのです。つっても、それらを知らない人には伝わらない話しですみません。けど、まさしく、そういう作品なんです。

つまり、本来まったく接点のない、しかし、共通する何かを持っている人たちが、偶然と必然と混沌の中で出会い、新しい何かを作り上げるという、そんな作品なんです。
更に、音楽とアートワーク、ライブ、ネットワーク、、、その要素がすべて盛り込まれているんです。

タイトルは『It's The Modern Age』

これはアメリカのアーティスト・ユニット「RURAL WAR ROOM」の新しいアルバムに収録されるもので、チェコのゴシック・パンクバンドの Moimir Papalescu と、NYC の Bill Kates、イタリアのエレクトロニカ・ミュージシャン Erman Maurizio Mansueti 、映像作家の Jimi Kath Harrison、そして、なぜか僕が筆頭にクレジットされちゃってまして、あろうことか、「Vocals」ってなってます!(爆)いや、歌ってませんよ。タイトルを言ってるのと、ちょっとだけ日本語で喋ってるのを、彼らが上手にミックスして仕上げてくれたんです(笑)

この曲、今夜配信する僕のポッドキャストで世界同時初披露しました。
音楽的な好みが分かれる作品ですけど、よかったら聞いてみて下さい。
もう1曲、先行公開された、その名も「PCBC 09 Japan」っていう曲がありまして、それは RURAL WAR ROOM のMySpace を開くと聞けます。曲名は彼らが勝手につけたものです(笑)(あと、もう1つ、そこでおもしろいのが聞けます・笑)

あ、PCBCの隠し球ってのは、これじゃありませんから、今週末の心斎橋と再来週の銀座に来られる方は、それまでネタバレさせませんのでご安心下さい(笑)

でね、今あらためて思うんだけど、佐野クンが25年前に作ったものって、ほんとにすごかったんだなあって。色褪せ無いどころか、いまこうしてカンサスから届いた新しい音楽と並べても遜色ないどころか、圧倒的にストレンジでストロングで、きわめて上質な POP だもんね(笑)

ってことで、つまりは僕のポッドキャストが今日から5年目だよっていうネタ振りでした(笑)リスナーの皆さん、アーティストの皆さん、どうもありがとう!!
今日からまた、どうぞよろしくお願いします!!

*注1:「Electric Garden」のリンクは、ふさわしいページがないので、最も近い別の作品へのものです。
*注2:写真に写ってる腕時計は、「Electric Garden」のCover Paintingを担当した Mark KostabiがデザインしたSwatchです。なんつーマニアックな、(笑)

by thin-p | 2009-07-07 23:49 | 雑記帳