クローバーフィールド in 勝川
前回はGW直前の日曜日、愛知県春日井市の勝川駅前の商店街で、紙芝居を見せてくれる愉快なたこ焼き屋のおじさんに出会ったとこまで書きましたが、今日はその続きです。【前回のおはなし】
商店街を進んで行くと、なにやら怪しげな横断幕と看板があり、カップルもそれに吸い込まれるように路地へと入って行ったので、僕も勇気を出して後ろをついて行きました。
路地の奥は途端に薄暗くなり、そして現れた原色の世界では謎のじいさんがタバコをふかしてたり、ふくよかな老婆が呪文を唱えたりしています。
なにやら頭上から何者かに見下ろされているような気がして後ろを振り返ると...
反対側には! きっと都市開発によって封じ込められた植物の霊魂に違いありません。
ここまで来たら後戻りなんかできません。思い切っていちばん奥まで進んでみると...
血に飢えた龍がヨダレを垂らしながら迫ってきます。めっちゃ怖かったです。
命からがら狂気に満ちた龍の目線を逸らして振り返ると、そこには、なんと...!
太陽の光を受けて黄金色に輝くその姿を見た瞬間、ツノの無いマグマ大使だと思いました。
もちろんマグマ大使ではありませんが、弘法大師なので、まあ、大使と大師、似てなくもないと。わ!めっちゃ睨んでるし...;
体長18mの勝川大弘法から逃げ惑う赤ちゃんをスクープ。ピューリッツァ賞ください。
地域住民の皆さんと飼い犬たちも日陰に身を潜めて時が過ぎるのをただ待っていました。
僕にはただそれを見守ることしかできませんでした。
その時、僕はまたしても背後に何者かの邪気を感じました。
誰だ! 振り返ると、ヤツがいました。
そう、ヤツこそ、この騒ぎを巻き起こし勝川大弘法をコントロールしている知的生命体でした。きさま!こんな平和な商店街の平和な日曜の午後をかき乱すなど言語道断!許さないぞ!
おや?敵意がまったくありません。それどころか、ヤツは懸命に愛想笑いをしながら緑色のういろを差し出してきます。だからついうっかり食べちゃいました。。。うまっ!あれ?
そう、彼らは悪者じゃなかったのです。--> 証拠:春日井サボテンプロジェクト
初めて知りましたが、春日井市は実生サボテンの生産量が日本一なんだそうです。10へぇ。
サボテンういろ、案外いけました。ただ、↑の春日井サボテンプロジェクトのサイトの文字がチカチカする仕様は何かの信号なのでしょうか、あれは直すべきだと思います(笑)
と、いうことで、勝川大弘法は地元の人々から大弘法さまと呼ばれ親しまれていますので、暴れたり付近の民家を踏みつぶしたりはしません。あたりまえだ。 つーか、バチあたるぞ、こんなこと書くと(爆)あと、謎のじいさんとかふくよかな老婆とかって、もーほんとすみません(爆2)
すごくおもしろい商店街だと思います。また行きますので大目に見てやって下さい(笑)
by thin-p | 2010-05-16 11:27 | 写真散歩