街のまつりが近頃おもしろい
中心になっている人が代替わりして、本気でやる気を持った人や、生まれ育った街への愛着が強い人が現れてきたってことなんだろうなって気がする。
人とのつながりとか、家族とか身内とか仲間内だけじゃなくて、見ず知らずの人同士でも、思いが同じなら年齢性別国籍も関係なく一緒に熱くなれる、いや、実は熱くなりたい、心が動く何かを自分も創り出したいっていう、そういう人が表に出て来たってことなんだろうなって気がする。
自己表出がしやすい環境になっていることや、普通にしてたら一生出会うことのない人同士が出会える環境があるから、そうなっているのだろうけど、たぶん、なんらかの思いを持っている人たちは、たとえばインターネットなんかなくなって、出会うべくして出会い、強く結びついて何かを生み出してきたのだ、ということも思う。
と、まあ、そんなことはさておき、商店街とか学区とか地域とかの、いわゆる五穀豊穣を祝ったり、何かに感謝したり祀ったりという伝統的かつ歴史のあるものじゃない祭りが近頃、とても熱くおもしろくなってきてるよね。
月曜日、仕事が早く片付いたので、帰りに今池という街のまつりに寄ってみた。
今池には行きつけの店もいくつかあるから、写真撮りながら、そこの美味いものを食べ歩きしようと、実は出かける時にあえてクルマは置いてきたのだった。飲めるしさ。
町中が会場になっていて、ステージやパフォーマンス広場もあちこちにあって、ライブハウスや映画館や劇場がいくつかある今池ならではの多彩さがおもしろい。
このステージは昼間のプログラムから夜のライブステージへの転換が行われていて、ステージ前ではシャボン玉がふわふわ浮かび、子どもたちが大喜びで追いかけ回していた。
このステージのトリはリクオ。
あとで知ったんだけど、妻はそれを見に行ったそうだ。
娘は娘で、一緒にバンドをやっているメンバーが所属している名古屋で人気の学生ジャズオーケストラのライブを友だち同士で見に行って、ついでに祭りを楽しんでいたらしく、我が家は三者三様で同じ祭りを楽しんでいたらしい(笑)
7月の覚王山夏祭でウクレレのワークショップをやっていたグループがここでもそれをやっていて、僕に教えてくれた師匠がビールを飲みながら中華料理屋の前で演奏していた。
僕はその近くにある行きつけの韓国料理屋の出店で、ソウルの屋台で食ったのと同じ味がするトッポギと、特製タレが最高に美味いチキンの網焼き(なんと200円!)をつまみながら300円の生ビールとマッコリの美味さに感嘆していたので、こんなにブレちゃった(笑)
こういうアートパフォーミングもおもしろい。老いも若きも酒を飲みながら見物してた。
酔っぱらっちゃったドラマーの彼にスティックの使い方を教わる彼女。
なんか日本じゃないみたいなシーン。現代のチンドン屋+身長3mの光り輝くロボットにたくさんの人がつられて集まってくるのがおもしろかった。
彼は少年の心をガッチリ鷲掴みにしちゃった(笑)絶対トラウマ(笑2)
作品が仕上がってきていた。金髪&浴衣のアーティストが描いていたのはマイケルだったんだね。
さっき酔っぱらってたドラマーの彼が復活して椅子をスティックで軽妙に叩いてて、そこに酔っぱらいの爺さんが絡んでいて、その様子に笑っちゃってる彼女の図。実に楽しげだった。
今池音頭っていうのがあって、なんとあのザ・ピーナッツが歌ってたんだね。--> ザ・ピーナッツ幻の曲「今池音頭」-商店街がCD化、限定発売へ(サカエ経済新聞)
ついでに、ザ・ピーナッツって名古屋出身って知ってた?
僕が住んでる千種区の中だけでも、商店街や学区の祭り、伝統的な祭りがたくさんあって、以前はどれもすごくしんみりしてたり、適当だったりしたのに、最近はそのどれもが年々おもしろくなってきている。
ってことは、全国的に見たら、もっとおもしろいことになっているはずで、先日のB-1グランプリ(ご当地B級グルメの祭典)も郷土愛とか町おこしとか地域の人同士の結びつきが主目的なわけで、この傾向がもっともっと強まって行けば、未来は明るいぞ!と、そういう希望を持っていこう! なんつって(笑) <今池お祭りウィーク>
by thin-p | 2010-09-23 12:56 | スナップ