秘密の扉の奥にあったもの〜半田赤レンガ建物〜
実は歴史考古学者(自称)でもあるので、そういう取材や調査などの活動にも余念が無い。
半田市の赤レンガ建物〜旧カブトビール工場〜は、目明治31年に竣工したカブトビールの工場で、その後第二次世界大戦時には中島飛行機製作所の衣糧倉庫とされ、戦後は日本食品加工のコーンスターチ加工工場として平成6年まで使用されていた。
平成8年に半田市が買い取り、安全管理上、普段は非公開となっているが、年に数回一般公開日が設けられ、その日は、この建物が持つ歴史的文化的価値を市民や観光客と共有するためのイベントが行われ、かつてここで製造されていたカブトビールの復刻版を飲めたり、プレッツェルやドイツパン、限定スウィーツなどを楽しめる。
そんな赤レンガ建物が昨日と今日、11回目の公開日を迎えた。
なんだかんだで今まで4回訪れているが、何度行っても飽きないので、ちょうどオフだし、行っちゃおうと思ってウェブサイトを開いてみたら、なんと!今まで非公開のままだった二階部分が遂に公開されると書いてあるじゃないか諸君!
ということで、興奮と感動でろくな写真が無いけど、facebookのアルバムに撮ってきた写真をシェアしたので、リンク先でご覧いただきたい。
いやぁ、感動した。
と、文字だけだと味気ないので、ここにはiPhone写真を何枚か貼っておこう。facebookアルバムの方はデジイチ写真だよ。
まず、今日の名古屋高速は激混みだったので途中で離脱〜国道で知多半島を南下して半田市へ。
国道を走るといろんな発見がある。こんなおもしろ精肉店とか。
ラム、豚、牛、鶏、合カモ、ま、このあたりは普通だが、猪肉、キジ?
ダチョー?しかも「さし?」、、、テール、カンガル?ワニー?馬さし、カエル、サササソリー!?
イラストもすごいね(笑)
さて、ようやく赤レンガ建物に到着したら、これがまたすごい人と車で、隣接するハウジングセンターではアンパンマンショーやってるから、そっちの客のクルマもあるから大賑わい。
公開日の2日間で二階部分の見学に参加出来るのは各日先着500名。
僕は11時頃に到着して14時15分がいちばん早い回だとボランティアの中学生スタッフに言われ、一瞬躊躇したが、せっかく来たし、半田は写真散歩が楽しい町だし、昼飯食ったりしてればあっという間かと思って受け取った。てか、それ目的で行ったんだし(笑)
とりあえず今まで何度か見た一階部分を一回り。
今回はクルマだからどっちみち飲めないけど、カブトビールはこの時点で完売だった。
ミツカンがやってる酢の博物館「酢の里」もGWは予約無しで入場できるということで、とりあえずそっちへ移動して、ふりかけをおみやげにもらって見学。
すぐ横を流れる川沿いには無数の鯉のぼり。
うまいシュークリームだとか、和菓子だとかを食べ歩きしながら写真散歩。
その写真はいずれまた。
さて、思ったよりもあっという間に見学ツアーの時間が迫ってきたので再び赤レンガ建物へ。
10時から16時まで、毎時0分、15分、30分、45分の計24回、市役所の企画課やボランティアの方々が交代でツアーコンダクターと保安スタッフとして約20人ほどの参加者を引率して要所要所で解説してくれるというもの。
これが実におもしろかった。
いや、おもしろいと言っても、笑えるとかそういうのではなく、ともすれば興味のない人にはつまらないと思われてしまうかもしれない内容なんだけど、逆に興味が持てたらあんなに貴重でおもしろい経験はなかなかできないと僕は思う。
だって、インディージョーンズとかの世界に入れちゃうんだよ。
色合いとかがまた絶妙で、セットなんじゃないか?とさえ思っちゃうほど(笑)
薄暗い建物から外へ出ると、赤レンガと新緑と青空と雲が絶妙なコントラストを描いていた。
*半田赤レンガ建物(半田市HP内)
*今回の特別公開の企画ページ(同上)
*赤煉瓦倶楽部半田(市民グループ)
*facebookに公開したアルバム(36枚)
またいこ。今度は電車で行ってカブトビールをのも。(次回は七夕の頃らしいよ)
by thin-p | 2012-05-04 23:39 | スナップ