年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜神戸編-2
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●年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜大阪編
●年の瀬だから〜今年は大阪・神戸 徘徊〜神戸編-1
さてさて、月曜の話をいつまでも引っ張っちゃってもねってことと、今週はずっと飲み会続きだから、ちゃっちゃっとアップしていきますよ。
前回までのあらすじ。
名古屋から大阪へ行って、そこから神戸へ移動して、観光ではない散策を楽しみながら、おもしろいルートをガイドしてくれた ギトさん(タカギトヲル氏) のオフィスへお邪魔させていただくことに。さてさて、どうなることやら。(って、変なことはなんもないっすけど・笑)
僕はつくづくセンスがないと、実は内心ずっと思っている。正直あまり自信がない。
スーツとシャツとネクタイを選ぶことと、飲食店と食べ物に対する嗅覚と、おもしろいものを見つけること、見分ける事、くだらないことをすぐに思いつく事と、方向感覚とバランス感覚と、いろいろなものに対する直観力とか洞察力とかプロファイリングのセンスとか想像力とか、人を見る目は自信があるが、空間をデザインしたり身に付けるものをセルフプロデュースすることに関しては昔からどうにかならないものかと思い続けている。
コンプレックスだとさえ言える。
嫌味な事をサラっと書きやがってこの野郎と思う人がいるだろうということもわかった上で、本人が本当にそう思っているんだから許してほしい(笑)
ギトさんの仕事場は入り口からして、もっと言っちゃうと駅を降りてからビルの入り口を潜って階段をあがる最中からギトさんなのだ。
まあ所持品とか仕事の内容も違うし背格好も違うのだから、例え同じものを揃えたとしても別なものになるのだが、部屋がギト色なのである(笑)
初めて会った時にお邪魔させてもらった大阪のオフィスよりも、さらにその色が濃くなっていた気がした。
テーブルの上の植物オブジェを真似して撮ってみた。
ビルの屋上へ上がり、阪急電車とJRの行き交う様子と、その向こうに広がる神戸の街をぼんやり眺めながらビールで乾杯をした。
穏やかな日でよかった。
しばらくそこで過ごして、冬至直前の日没前に再び徘徊に繰り出した。
まずは近くの大日通の商店街から。
花屋さんの店先に謎のおもしろ人形。
ここの商店街の夏イベントをギトさんが撮っていて、それがここだよと教えてくれて花屋さんを紹介してくれたから、その謎人形について聞いてみたら、祭りでいろいろ活躍するオリジナル民話の登場キャラクターだそうで、その民話のことを聞いたら、その物語とイラストで綴られた縦8cmほどの豆本を奥から出して来てくれて、そのまま僕にくださった。
「でっぱり石のおんがえし」
この子は村のいたずら小僧、みのる坊 というそうだ。
生身のガンタンクとか拝一刀の息子的なヤツだと勝手に想像していたが、その冊子に描かれたイラストの みのる坊とは似ても似つかず(笑)、そこがまたおもしろい。
「でっぱり石のおんがえし」はよくできた民話だ。
みのる坊が大暴れする祭りを、写真とかビデオではなく、見にいきたいと思った。
花屋の 前川真智子さん どうもありがとうございました。いつかまた遊びに行きます。
そこから線路をくぐって向こう側の路地へと進み、別の商店街を通った。
歳末の福引大会をやっていて、その様子を商店会の人が実況放送していた。
「ただいまティッシュが当たりました!」と大盛り上がりだった。
ここから三ノ宮駅前へ抜けた時に、ちょうど 17:30となり、目の前でクリスマスツリーとイルミネーションが点灯した。
月曜の18時前でも人出が多く、前日で閉幕したルミナリエ開催中だったらそんなところを悠長に歩くことなんかできなかっただろうから、ちょっとラッキーだったかもしれない。
〜そのあたりの写真は Instagram 〜 Facebook にポストしてたから割愛。
で、ルミナリエのメイン会場へ。
そこから元町へと向かうあたりに震災の時の仮設住宅があったという話を聞きながら、今では世界の有名ブランドや海外の高級店舗が居ならび、一瞬ここは横浜か?と思ってしまうような、なんで横浜かというのはあまり意味がないが、なんだか不思議な空間の、ルミナリエのデコレーションの撤収作業を見たりして銀行の前に差し掛かったら、そこに座れとギトさんに言われるまま、こんな感じで(笑)
いろいろある世の中だけど、賑やかな街から数十メートルのところは隔絶な感じ。
そんなこんなで元町へ。
なんかの収録をしていた。
オフの時に収録現場は見たくないので素通り(笑)
ここでも記念撮影をしてもらったが、枚数の関係で別の投稿に載せようと思う。
駅の方へ向かう通りに面したところも裏路地も小路も、華やいで賑やかで、ごちゃごちゃ感も関東のそれとはちょっと違いうなあ、なんてなことを思いながらキョロキョロして歩いていたら、また別のアーケードの入り口のところの中華料理屋店頭で売っている豚まんを食べようということで。
缶ビールと蒸し立ての豚まんを店先の小さなテーブルで立ち食い。これが実にうまかった。
このあと、当初のプランをその場の感じで変更し、別の中華料理屋へ、更に、有名なバーへと。
その写真はもうこのエントリーには貼れないから、神戸編-3 に回すことにして、今回はここまで。
さっきも書いたけど、神戸へ行く日がこの日であったのは偶然だけど、この日以前だったらルミナリエの広場には近づけなかったし、もっと先だと夢の跡みたいな余韻も消えてしまっていただろうし、この翌日は雨降りの寒い日だったし、センスはあまり良く無くても天候・気象とタイミングや縁を味方につける不思議な力があるから、ま、いっか(笑)
つづく!
by thin-p | 2016-12-15 18:11 | 写真散歩