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北京五輪をTV観戦&応援しながら、今日は僕の故郷の町の福市長を紹介するのだ。

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彼は浜松市が政令指定都市になったのを機に、浜松の魅力と持ち味を全国へ広くアピールしたり、元からの浜松市民と新しく浜松市民になった人々が、大人も子どもも自分の町に愛着を持ってもらうことを目的に選定されたマスコットキャラクターなのだ。
シティ・アイデンティティーってやつなのだ。

その選定理由が次の3点だそうなのだ。
【浜松市マスコットキャラクター】(浜松市公式Webサイト)
1.浜松をイメージさせるキャラクターであること。
2.子供から大人まで多くの人に親しまれ、愛着を持たれるキャラクターであること。
3.全国的な知名度や認知度のあるキャラクターであること。

と、いうことで、ウナギイヌはただのマスコットキャラクターではなく、浜松市の福市長さんになったのだ。『福市長』の“福”は誤植じゃなくて、これでいいのだ。

ウナギイヌを知らない人のために、ちょっと説明をするのだ。

赤塚不二夫氏原作の人気マンガ「天才バカボン」に登場する動物キャラクターで、お父さんがイヌ、お母さんがウナギっていうすげえやつなのだ(笑)

かつてはどこへ行っても鰻と言えば浜松だったのが、近頃じゃ愛知県の三河一色産うなぎがシェアを拡大し(反面、気の毒なトラブルに巻込まれちゃったけど、そこは危機管理をしとかなきゃねという事でもあり)特に愛知県内ではそっちを前面に推す雰囲気もあるんだけど、うなぎパイとうな丼とウナギイヌは浜松っ子にとっての誇りであり魂であると(ちょっと誇張・笑)子どもの頃に大好きだった赤塚不二夫作品とこうしてつながれたことが僕はとても嬉しいのだ。

僕は赤塚作品では「もーれつア太郎」が好きだったのだ。
子どもなのに八百屋をきりもりしていて、町内の連中だけじゃなく、チンピラやヤクザからも頼られちゃうア太郎を尊敬していたし、江戸っ子っぽい威勢にも憧れてたし、ニャロメやケムンパスやべしみたいな傑作クリーチャーもたくさん出てくるし、舞台が東京の下町だから寅さんみたいな感じで人情話がふんだんだったりするからなのだ。

僕の祖母は近所で駄菓子屋をやっていたもんだから、時々店を手伝いに行っては、ア太郎になったつもりで、ココロのボスやデコッ八やブタ松だとか、ニャロメたちが来ないかな?と、そんな空想を楽しんでいたのだ。

下町の八百屋で買い物した事無い大人がいる時代に「八百×(やおばつ・ア太郎の八百屋)」や、そこに集まる下町の変な連中の人情話をおもしろがる子どもはいないかもしれないけど、赤塚不二夫作品はタモリだけじゃないってことを今の子どもたち(25歳くらいまでの連中を含む)が知ってくれたらいいなと思うのだ。

だからバカボンのパパのセリフを1つ紹介するのだ。

TVアニメ『天才バカボン』の第一回目の最後、次回予告のナレーションでのバカボンのパパの名台詞なのだ。

   「見ないヤツは死刑なのだ」

今じゃ絶対に使えないけど、たった1回しか放送されなかったのに強烈に覚えてるもんね。これこそ最高のギャグだと思うのだ。赤塚不二夫さん、ありがとう。合唱!「ぼんぼんばかぼんばかぼんぼん〜♪」・・・って、わかりやすすぎるボケですみませんが、ギャグの巨匠への精一杯の哀悼です(笑)おそくなりましたが合掌。

by thin-p | 2008-08-11 00:19 | 雑記帳