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股旅 2008 その2 『水上バスに乗って下町へ』編

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前回のおはなし:股旅 2008 その1『横浜散歩+ローカル線の旅』編


2年前の雨の日に、慌ただしい中を無理矢理行った浅草をもう1回ゆっくり歩きたくて、日曜の朝は青物横丁のホテルから浜松町へ行って、日の出桟橋から水上バスで浅草まで行く事にしていたんだよ。

朝食はホテルのサービスがそこそこ充分な内容でだったからそれで済ませることにして、靴を履いて部屋を出ようとした時に、靴に異変を感じた、、、あー!;;(愕然)

靴が両方ともソールがパックリ割れてて、左足のなんか、ソールとボディの間がこれまたパックリと口を開けちゃってるじゃありませんか!ありえねー(泣)

この靴、アウトドア用のエアーウォークっていうベロアスキンのすごく気に入ってたヤツで、一頃はこればっか履いてたんだけど、手入れもしてたし丈夫で履き易くて、歩き回るのには最適な靴だったんだよね。

けど、ここ半年ばかり履いてなくて、今回久々に履いてきたんだよ。
たぶんソールも冬の間に固まっちゃってて、前日に横浜を歩き回ったから逝っちゃったんだろうな(涙)もーね、コメディ映画かサーカスのピエロか家なき人みたいな靴になっちゃってて、銀座からホテルまでは酔ってたしハイだったから気がつかなかったんだろうな、、、(もしかしたら、靴をパカパカさせて歩いてたかも?・赤面)

とりあえず靴買わなきゃってことで、いや、いつもの新宿や中野あたりのホテルならなんとかなるけど、青物横丁って静かな町なんだよね、、しょうがないから、この靴で電車乗って、大きめの駅まで出て買おうかと思ったその時、ゆうべのおぼろげな記憶が蘇ってきました!

駅出たとこに「イオン品川 700m」っていう看板があったよな〜?って。

さっそく Googleマップで探したらビンゴ!ホテルから歩いて5分くらいのとこだった。
しかも 9時オープン!すばらしい。

これで安心して朝飯が食える〜と(笑)
チェックアウトしてイオンへ行って靴屋に直行したら現品限りのワラビーがあって、しかもジャストフィットなサイズ!僕ってばラッキーだなあ(涙)

こうして新しい靴を手に入れた僕は、駅に向かって元気に歩き出したのでした。
でめたしでめたし(拍手)

え〜、ここからようやく2日目前半の旅日記になります(笑)





JR浜松町駅から徒歩で10分ほど行くと日の出桟橋があり、そこから水上バスに乗って隅田川を北上して浅草へ。
実はこれ、ずっとやりたかったことなんだよね。
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水上バスは想像以上に大きくて客室は二層構造だからかなりの人数が乗れる。
桟橋に到着したと同時に乗船案内があって、すでにたくさんの乗客が並んでいたらか次の便になっちゃうのかな、って思ったら、全然大丈夫だった。

曇り空だったから、佐野クンの歌みたいに「光に満ちた日の出桟橋」とはいかなかったけど、雨じゃなかったから、屋根付きの客室じゃなくて、船後部のデッキの席に座った。

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これ、ぜひ! ああ、乗ってよかった。
カナダから来たっていう夫婦とか、中国からのカップルと写真を取り合ったりしながら、隅田川の両側の景色を楽しんでいたら、僕は観光旅行者だっていう、なんか妙にスカっとした気分になれたよ。
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岸辺を散歩している人や釣りを楽しんでる親子や、史跡散策ツアーの人たちが手を振ってくれたから僕も振り返したら、もっと大きく振り返してくれて、こういうことは照れずにやった方が楽しいね(笑)
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隅田川にはたくさんの鉄橋が架かってる。
何を隠そう、僕は小さい頃から鉄橋大好きッ子(爆)だったから、もーずっとわくわくしっぱなし(笑)
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途中、国技館のある両国で客を乗せ、船は一路浅草へ。

そうそう、その停泊場所の近くに、墨田川に面して建つホテルがあって、僕は大学受験の時にそこへ友だちと泊まってたんだよ。
もうずっと忘れてたけど、そのホテルが見えた瞬間に、あの時のことを鮮明に思い出したよ。東京の大学生になってミュージシャンになるっていう夢が敗れたのも、あのホテルだったなあ(懐・笑)

浅草到着。まだ雨は大丈夫。

さて、まずは、東京の得意先の担当者であり、さらには人生を楽しむ達人として尊敬しているプライベートでは20年来の友人がすすめてくれた喫茶店へ行かなきゃ。

股旅 2008 その2 『水上バスに乗って下町へ』編_c0030705_22295344.jpg喫茶アロマでミルクコーヒーを。 ひゃひゃひゃひゃぁ〜(笑)うまひ〜(笑2)

カフェとか本格珈琲専門店とか全然そういう店じゃなくて、店主夫婦がやってるカウンターだけの小さい店なんだけど、わざわざ浅草まで行ってそこじゃなくてもって言われそうな店だけど、やっぱ達人は目の付けどころが違うね。素敵な店でした(笑)
だから店の中の写真は撮ってません。


さぁて、じゃあ、浅草をぶらつくとしようかな。あ、雨。。。
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浅草ってさ、あそこに暮らしてたらまた感じ方が違うんだろうけど、観光者としては最高におもしろい街だね。僕は大好きです。

花やしきの入り口で家族への土産を買って、ちょっと園内をのぞいたら、大規模オフなのか撮影コミュなのか、たくさんのコスプレイヤーがいて、花やしきの独特の雰囲気と相まって、かなりおもしろい光景だったよ。(真ん中の大佐が所在なげ、、痛・笑)
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雨が止みそうもなくなって、腹もへってきちゃったから、傘の花が満開の浅草寺でお参りして、仲見世にある金龍山浅草餅本舗って店の名物、大好きなあげまんじゅうを買い食いして、家族への土産に切山椒っていう餅菓子を買って、メインの通りから脇へ逸れ、浅草の駅の方へ戻って行った。
この切山椒、ほんのり砂糖の甘みがある山椒味の上新粉餅を短冊にしてあるもので、山椒が苦手だっていう人以外にはぜひおすすめしたい一品です。ウチもみんな気に入ってあっちゅー間になくなっちゃった(笑)

で、このあと蔵前で、これまた仕事がらみでお世話になった人に一目会う事になっていたから、浅草から駒形を抜けてそっち方面へ歩き始めた。

実はどうしても食べたい蕎があって、それは駒形にある蕎上人って店だった。
昼時を過ぎた雨の日曜日、幸い店は空いていた。

せっかくだから、せいろと田舎蕎とけし切りの三色盛をたのんでみた。

股旅 2008 その2 『水上バスに乗って下町へ』編_c0030705_22352085.jpgああ、ここまで来た甲斐があったっていう、それはそれは美味い蕎だった。
きれいで静かな店だし、お茶も接客も蕎湯もよかった。
蕎に1,000円以上出すのはちょっと勇気がいる。
100円だって食えるんだから、何も気取って高い蕎食わなくてもっていうのもわかる。
僕は100円の蕎だって食べるし。
けど、これは蕎じゃなくてもそうなんだけど、1,000円出した自分が、それだけの価値があると納得して満足できればいいと思う。少なくとも、食い終わった瞬間に、ああ、さっきの駅のとこの立食い蕎食っとけばよかったとはこれっぽっちも思わなかった。いや、そんなこと書いたら失礼だね。食い終わったときは至福だった(笑)

もし浅草へお出かけで蕎が好きなら、ぜひどうぞ。--> 蕎上人

幸せな気持ちで約束の人と蔵前で会い、ちょっとこぎれいなカフェで珈琲。
会いたかった人に会えたんだから珈琲も美味くて、更に至福(笑)
わずか30分の再会だったけど、会えてよかった。

ってことで、「水上バスに乗って下町にくりだそう・浅草編」、、あれ、タイトル変わった?(笑)まあいいや。いかがでしたでしょうか。

次回は、『雨の月島、路地裏でもんじゃの巻(仮題)』をお送りします。

そうだ、今回はこの前ここで紹介した exemode も持ってったから、すごくいい感じのスナップがたくさんあるんだよ。それはまた追って披露するのでお楽しみに/

by thin-p | 2008-09-24 22:44 | 写真散歩