まだまだがんばんなきゃぁな

モデラーの知人のツイートで知った とあるプラモデル屋の閉店。
今月中で店を畳むから一部を除きほぼ全品50%オフというので、ちょっと気になって出かけたついでに立ち寄ってみた。
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僕はこの店をその知人のツイートを見るまで知らなかったし、ただでさえクローゼットの中には開封やパーツ合わせすらしていないプラモデルが10数個あり、特に今ほしい物も無かったが、それでも「まちのプラモ屋」が店を畳むというのは寂しく、外出ついでに寄る事ができる場所だったから、とりあえず見るだけ見ておこう、それだけの理由だった。

店の入口には手書きで「営業中」と書かれていた。

白髪の小柄な店主と常連とおぼしき2人の客がいた。
客の一人はおそらく40代、もう一人は専門学校の友だちがどうしたこうした話していたので、おそらく20歳前後だろう。
世代の違う2人はこの店で知り合ったようで、お互いの思い出話で盛り上がっていて、店主がそれを静かに聴いていた。

狭い店内の天井まで積また様々なジャンルのプラモデルを一通りチェックして、せっかくだし、子どもの頃に父親といっしょに組み立てた戦闘機のタミヤ製 1:100シリーズを見つけたのでそれを1つ購入する事にした。

大袈裟ではなく、ほんとうにホコリまみれだったその箱を「埃を払いますね」と、入口のドアを開けて箱を表に持ち出し、丁寧に、これも大袈裟ではなく、その箱を慈しむようにきれいにしてくれた。

狭い店内は常連客が懐かし話しで盛り上がっていたから店主に声をかけそびれていたが、ここで話しかけてみた。

「お店、畳んじゃうんですって?」

「はい、あともう二、三年は続けたかったのですが...」

「そうですか...残念ですね」

「はい、40年やってきました」

「そうですか...おつかれさまでした」

「はい、後ろ髪を引かれる思いです。もう少し続けていたかった...」

店主がどのような事情で店を畳むのか、一見の僕はそこまで立ち入った話しまではしなかった。
なんとなく右手が少し不自由そうだったが、続けたいという気持ちと、ここで締めなくてはならない悔しさが伝わって来た。

店内に戻り、定価の半額を提示された。
250円。

ふと横の棚を見ると、マジンガーZ(バンダイ・1:144スケール)があった。

店主が過ごして来た40年間を労うにはささやか過ぎるが、気は心、これもください、と、その箱を店主に渡した。

「これはオフに出来ないのですが...」

「はい、構いません、ください」

なんとなくだけど、定価で買わせて欲しかった。

「では2つ合わせて 消費税入れて 810円になります」

2つの箱が入ったビニール袋を受け取り、今日で最後ですか?と聞いたら、5月4日までやって 5日と6日は休みますと言ったので、7日からも少し続けるのですか?と聞いてみたら、即座に打ち消して、いや、4日でおしまいです、と言った。

他に言葉が出て来ずに、僕はもういちど 40年間おつかれさまでした、と店主に言った。

続けたくても続けられない人に勝手に感情移入した僕は、まだまだもっともっとがんばんなきゃぁなと思うと共に、昨年後半に誓った通りにあと最低10年の間死なないためにも健康でいなきゃぁなと強く思った。

以前ここで書いた通り、この先、まちの小さなプラモデル屋に子どもも大人も集い、賑わい、繁盛するなんてことは絶対に無いと思うけど、あの独特な薄暗さとか塗料やボール紙の匂いの中に宝の山があって、プラモデルなんか絶対に作らないような店主がやっているにも関わらず、もしかしたら店の奥には何かとてつもないものが隠されているようなわくわくする感じがこの世から消えてなくなってしまわないことだけは願いたい。

なんなら10年後に僕がそんな怪しい店の店主になってもいい。
いや、あのような“味”のあるプラモ屋のおやじにはなれないな(笑)

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*ホビーメイト*

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パイルダー・オン!ができるらしいが、兜甲児は箱の絵だけ(笑)
当然だがちゃんと東映動画の版権許可を証明するシールが貼られている。
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小学生の時に歩いたりロケットパンチが飛ばせるマジンガーZ作ったけど、あれよりずっとカッコいいモデルは1983年製。ガンプラ的なソレかな。
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by thin-p | 2015-05-01 00:09 | Fav | Comments(0)

今日、とてもうれしいニュースが届いた

実の弟はブラジルにいるが、弟分や妹分が日本各地に、そして世界の何箇所かに何人もいる。
その中の一人で「足立組」が本格的に映画製作をした際のメインカメラマンだったヤツが入籍し、近々結婚式を挙げるのだと久しぶりのメールで知らせてくれた。

彼が大学生の時に、友だち同士でアルバイトに応募して来てくれて、そこから在学中は何度も現場に入ってもらい、卒業してからも時々メシを食ったり飲みにいったりしながら、相談されたり諭したりという付き合いが続き、一昨年映画製作プロジェクトに誘った。

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映画を撮りながら仕事のこと、職場の事、将来のこと、恋愛や人間関係のことあれこれ話して、揚句、いまの職場は即刻辞めるべきだとか、イチローだって10割打てないんだからとにかくバットを振れとか、わかったようなわからないようなアドバイスや説教を食らわして(笑)まあ、それがよかったのかわるかったのかは無責任なので知らないけど(笑2)とにもかくにも、彼は転職がうまくいき、伴侶を見つけ結婚に漕ぎ着けた。

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そして、入籍後に奥さんの懐妊がわかりおめでたの二乗、三乗だそうだ。

よかった。
ほんとうにうれしく思う。
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あの夏(2011年)僕らがいた場所は、オリジナルではない上に月並みで陳腐な表現だけど、天国にいちばん近いところだった。
夢のような数日間の、更にその最終日の数時間は生涯忘れる事のできない時だった。

先日、あの時撮った2つの作品を大きなディスプレイで観た。
感動した。自分の作品なのに、正直、出来はおおいに不満だらけだけど、感動した。

穴井、あの編集作業の期間、何度も徹夜させちゃって、それでも弱音を吐かずに最後まで付き合って仕上げてくれて、ほんとうに感謝しているよ。
もっと言えば、君が学生時代からいろいろな無理難題に付き合ってくれてほんとうにありがとう。

器用とは言えないし、真面目過ぎて優し過ぎるところがあるけど、それが君のいちばんいいところだし、世の中、少しずつそういう男が損しないように変わって来ているから、自信を持って伴侶と生まれ来る子どもと共に堂々と人生を歩んでいってください。

おめでとう。近々祝杯をあげよう。

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by thin-p | 2013-05-02 00:18 | Fav | Comments(0)

浜松ジオラマファクトリーへようこそ

オブザーバーをさせてもらっている「はままつ未来会議」が運営母体となっているミュージアム「浜松ジオラマファクトリー」を少しでも知ってもらえたらとつくったビデオです。



月曜から今日までの、22日を除く六日間開催されてきた「第1回 浜松ジオラマグランプリ」は、約6,000人を動員して閉幕しました。

全国から集まった作品の中から、来場者の投票と、風景作家でプロモデラーの山田卓司さんや同じくプロモデラーの金子辰也さん、そして田宮模型の会長などの審査員投票を合わせて集計し、グランプリが決定され、今日その表彰式が行われ、たくさんの来場者で賑わった写真を見せてもらったら、やっぱこうぐっとくるものがありました。

ジオラマグランプリは閉幕したけど、ジオラマファクトリーでは山田卓司さんと奥川泰弘さん、山本日出男さんの作品が楽しめるので、ぜひお出掛け下さい。

あ、子どもやマニアだけではなく、カップルで行くと縁結び神社ジオラマもありますよ(笑)

浜松ジオラマファクトリー | 第1回 浜松ジオラマグランプリ

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by thin-p | 2012-08-26 23:02 | Fav | Comments(0)

プラモデルとジオラマ|浜松ジオラマファクトリー

木曜の出張の際は時間がなくて寄れなかった浜松ジオラマファクトリーに、土日もまた所用で浜松へいけたから、ここぞとばかりに土曜の夕方に行き、ほぼ同時に入館した1組の熟年夫婦が通り一遍見てそれなりに感心してすぐに出て行ったあとの閉館までの1時間を、ほぼ貸し切り状態で思いっきり堪能させてもらった。
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今年3月のオープンをFacebookで知り、4月に初訪問。その時のブログ記事 → プラモデル

それを読んでもらえば僕のプラモ趣味と歴史、そしてこの施設に対する思いを感じてもらえると思うので、御用とお急ぎでない方は、ぜひクリックして読んでみていただきたいが、特に興味がない方は、このエントリーだけでもいいよ(笑)

4月に行って、また行ったの?と言われれば、「う、うん...」、と答えるしかないのだが、先週末から特別展が始まっていたのだ。

特別展「風景の作家たち」(7/8〜9/1)
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昭和の風景・情景の構成から、怪獣、アニメ、ミリタリー、映画シーンなどを得意とする情景作家・プロモデラーの山田卓治氏の作品を常設し、会場内には氏のアトリエもあって、タイミングが合えばその実際の作業の様子をずっと眺めていられたりもして、更にプラモデルやジオラマ用の各種ツールなどの物販コーナーもあるという、僕にとっては夢の場所なのだが、そこに、山元日出男氏と奥川泰弘氏の二人のプロモデラーの作品コーナーを設け、三者三様のジオラマを楽しめるのだ。

 *山元日出男[chunnapp]
 *奥川泰弘 [Doozy]

山本氏の作品は水、動、ストラクチャの3要素を基本に、身の回りにある景観やイベント的なものをユニークな視点とユーモアでジオラマ再現している。

奥川氏は、古き良き時代のアメリカンカルチャー的、イラストチックな、ツヤ消しな作風がポップでアンティークな味わい。

この展示では、常設の山田作品とはまったく違うアプローチの2タイプのジオラマが多数出展されていて、3つの世界観をあれこれ比較したりしながら楽しめる。いや、比較とかしなくたって、ただ純粋に楽しめる。そう、比較なんかしなくたっていい(笑)

と、いうことで(浜松ジオラマファクトリーでは、一部の作品が写真撮影とfacebookやブログなどでシェアしてもOKなので)iPhoneで撮った写真を何点か貼っていこう。

山本日出男氏の作品
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自分がフィギュアのサイズになってその空間に入り込み、涼を感じているかのよう。
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香港の街で写真散歩も楽しめた。ふらふらしてる男の股間が楽しい(笑)
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ちょと角度を変えてみる。
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奥川泰弘氏の作品
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VANジャケットやPOPEYEに郷愁を感じる世代なら納得のアメリカンな感じ
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映画のセットのような楽しいジオラマ
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サーファーがなんとなく坂口憲二に似てたりして
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表はアメリカンだけど、裏はあの頃の日本って感じで、これまた楽しい
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二人の作品はまだまだあるんだけど、それはぜひ会場でお楽しみください。

じゃ、山田さんの作品も。
4月に行った時にちょうどアトリエで作ってた作品が完成していた。
ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のシーンだった。それもぜひ会場で見ていただくとして、今回は撮影が許可されていたこのシーンを紹介しよう。もーね、(涙)ちょちょぎれものだったよ!(笑)

まずはウルトラマン
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そして、これだ!
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ウルトラセブン第14/15話「ウルトラ警備隊西へ」(1968年正月放送)の1シーン。
ペダン星人のロボット(後にソフビ人形発売に際して、脚本担当の金城哲夫の(父)のエピソードを元にキングジョーと名付けられた)に神戸六甲山防衛センター(架空)でボッコボコにされるウルトラセブンの図。
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素晴らしい。
今回は割愛するが、ミリタリー、ガンダム、エヴァンゲリオン、昭和の懐かしシーンの数々、浜松まつり、宇宙飛行士、など、様々なジオラマが展示されているこの浜松ジオラマファクトリーに、ぜひ足を運び、この小さな世界を楽しんでもらえたらと思うのと同時に、4月の時にも書いたけど、9月までの限定でスタートしたこの施設を常設にするためのささやかな支援の意図もある。
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会場ではコンサートやトークイベント、ワークショップなどの企画もいろいろ用意されているようだし、facebook、ツイッター、ブログなどでもユニークな情報発信をしているので、ジオラマやプラモデルに興味のない人も、この記事をきっかけに立ち寄ってもらえたらと、僭越ではありますが、私のご挨拶に代えさせていただきます。

空中で「シェー!」をしてるのは、浜松ジオラマファクトリーのマスコットキャラクターで時々ブログにも登場する江崎まなぶクン。
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 *浜松ジオラマファクトリー
 *アテンダントダイアリー(ブログ)
 *facebookページ
 *公式twitter

最後に蛇足だが、このエントリーのタイトルについて。
ジオラマとプラモデルは別物だ。
プラモデルを使ったジオラマもあるし、ジオラマを構成するためにプラモデルを活用することもあるし、僕はその線引きや区別をするつもりはまったくないけれど、でも「プラモデル」はジオラマにしなくても、どんなサイズであろうが、その製品としてのクオリティがどうであれ、塗装が施してあろうがなかろうが、デカールがずれてたり貼る時に破れちゃってへんなふうになっちゃったとしても、アンテナや車輪が折れちゃってても、タイヤがえごえごしちゃってても、頭の中に広がったジオラマのシーンの中で飛んだり走ったり潜ったり戦ったりしているのがプラモデルの究極の楽しみ方だと、僕はずっと思ってる。

それを形にしたのがジオラマ模型なのだ。と僕は思ってる。

昔、会社でプラモデルコンテストを開催した。
それがいつしかジオラマコンテストになり、ド初心者から筋金入りのモデラーまで、男女合わせて10数人のスタッフが参加した。(という話しをリアルでもこのブログでも何度か話題にしてるね)

テーマは設けず、だけど、タミヤの1/35ミリタリーシリーズのキューベルワーゲンを使わなくてはいけないというレギュレーションだった。

これが実におもしろかった。
あの頃、iPhoneがあったら(ま、iPhoneじゃなくても撮影ができるものならなんでもいいけど)、みんなバカみたいに撮りまくってありとあらゆる手段でそれらをシェアしていただろうけど、残念ながらその大会と作品を記録した写真を僕は1枚も持っていない。(誰か持ってったらちょうーだい!)

僕が作ったのは、STAR WARSのX-Wingの色をしたキューベルワーゲンのボンネットのタイヤのところにR2-D2が埋まってて、ルーク・スカイウォーカーがハンドルを握り、運転席の外に立ったC3-POがルークと何か相談しているという、タトゥイーンでの(空想)シーンだった。

あの写真、どっかにないかなー。傑作だったんだけどな。
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by thin-p | 2012-07-16 12:49 | Fav | Comments(0)

君は薔薇より美しい

覚王山春祭のフリマにいた布施明
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布施明と言えば、やっぱ「君は薔薇より美しい」だな。実は大好きな歌。

1979年か...今あらためて聞くと馬鹿みたいな歌詞だな、これ(笑)。作曲はミッキー吉野。

オリビア・ハッセーを起用したカネボウのCMもYouTubeにあったけど、これも今見るとなんだかわかんないCMだな。東京ーロンドン同時発売っていうのを強調しているあたりに時代を感じるね。カネボウと資生堂の春と夏のキャンペーンには、誰がキャンペーンガールになるか、特に夏はどんな映像を見せてくれるか、そして音楽は誰が担当するのか、それがいっつも楽しみでドキドキ・ワクワクしてた。
あの頃のタイアップには意味とパワーと高品質さと志と作り込み感があったし、それぞれがエポックメイキングだった。いい時代だった。
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by thin-p | 2011-04-10 11:00 | Fav | Comments(0)

今夜の音楽の学校、見た?

NHK教育の「schola 坂本龍一 音楽の学校」見た人いる? --> 番組サイト

c0030705_139639.jpgこれ、忘れない限り、風呂上がりに見たり録画したりしてるんだけど、今月のテーマは「ドラムズ&ベース」で、ゲスト講師が細野さんと幸宏なんだよね。
で、ナビゲート兼ヒットミュージック解説としてピーター・バラカンを交え、更に番組の締めは毎回 YMOの三人に小山田圭吾と権藤知彦が加わってのバンド演奏っていう超豪華版で、内容のおもしろさもさることながら、その演奏が素晴らしいんだよ。ほんと。

c0030705_138467.jpg初回の「千のナイフ」もクールだったけど、今夜の「Hello goodbye / The Beatles」はサイコーだったね。

今夜はドラムズ編で来週はベース編ということで、フィーチャリング・細野さんです。
各々方、努々お見逃しの内容に。

ついでに、今夜久々に配信したビデオ・ポッドキャスト、シリーズ「ベースギターを弾きながら【第2回目】」
その前半をぜひともチェキ! そして、明日配信する後半は絶対お見逃しなく!
あ、ポッドキャストだから見逃す心配はないか(笑)

とにかく、明日のその後半の中で、世界初公開&世界同時公開の重大発表が2つか3つあるので、いつもの友だちも初めてのやつも、絶対チェックすべき! --> A'sf -Pod- Radio

で、その後、ここでも発表します(笑)
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by thin-p | 2010-06-06 01:43 | Fav | Comments(0)

陰陽太極図

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易有太極、是生兩儀、兩儀生四象、四象生八卦

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易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず

それを表した図だ。って図か?それ以前に、太極図とはぜんぜん違うくないか?

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ん? ・・・あー!! いや、その、あははは、、、
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by thin-p | 2010-05-29 19:33 | Fav | Comments(0)

Long Live Rock n' Roll

パープルよりレインボウが好きだ。
グラハム・ボネットやショー・リン・ターナーが歌ったアルバムにも名曲はあるけど、でも、やっぱロニーの頃がいちばん好きだ。初期の作品も好きだけど、最初に自分で買った「バビロンの城門」がいちばん好きだ。
ロニーのショウを見たのは1度だけ。
1985年8月にまだ埋め立てが途中だったお台場で開催された SUPER ROCK IN JAPAN 85 のステージだった。彼のバンド Dioは、とんでもない荒天の中でのオールナイトフェスティバルイベントの目玉出演バンドの1つだった。

ずぶ濡れで体力と体温を奪われながら、眠気と闘いながらだったから、正直セットリストもショウの内容もほとんど記憶にないけど、彼の存在感と圧倒的な迫力と表現力に溢れた歌声だけは強烈に残った。
今も嵐の中で歌っている彼の姿だけは鮮明に思い出せる。



Long Live Ronnie James Dio

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by thin-p | 2010-05-18 00:08 | Fav | Comments(2)

今年はヘビメタ部も活発だZ!

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写真散歩大好き隊や下町グルメ散策隊だけではなく、今年はヘビメタ部も順調である。
あ、ヘビメタ部っつっても、ネーミングのマヌケさをおもしろがってるだけで実際はハードロックなんだが、っつっても、一般の人々からすればヘビメタもハードロックも同じじゃねーかYo!って言われるかもだけど、きっぱり違う。

で、今日は我がヘビメタ部の2010年度の活動第二弾実行日だったのだって話しよ、要するに。

ゲイリー・ムーア@Zepp Nagoya

いや、すごかった。MCは曲名の紹介のみ、あとは最初っから最後までずっと演奏しっぱなし。

小手先でチョイチョイなんてことは一切せず、終始ド本気でド真剣勝負って感じで、なんか、魂でギター弾いてるっていう、そう、だから、ある意味ソウルミュージック、みたいな。

サッカーで言えば、素早いパス回しで相手を翻弄して、ファンタジックにゴールを決めるっていうのとは真反対の、ミッドレンジからはもちろん、センターサークル手前だろうが、ものすげえ重いシュートを前半だけで12本くらい撃ってきちゃうみたいな、しかもそれがただの力任せじゃなくて、全部枠に飛んでるっていう、そういうプレイ。

けど、不思議と和らぐっていうか和むっていうか、あ、字は同じだけチョリッスでもアジエンスでもなくどニュアンスよニュアンス。昔ニュアンスしましょっていう歌があったでしょ?関係ないけど。

そんでもって、音が素晴らしくいいんだな、これがまた。
レスポールとファイヤーバードを使い分けてたけど、しびれるくらいにいい音だった。

最後に(僕にとっては)大感動&感涙モノの短いフレーズも弾いてくれて、とにかく素晴らしいステージだった。

ただ、1つ、いや、2つだけ残念にもほどがあるってくらいのマイナス要素があって、それは、もー、あたまくるくらいにドラムスとベースがヘタくそで、ゲイリーのギターに圧倒されてる間は気にならないんだけど、ちょっと音に隙間が出来たりすると、そのどヘタくそなリズム隊のクソ最低な演奏にイライラしちゃって、だからゲイリーの250%とのギャップがあり過ぎちゃってさ、ったく、あのやろうどもめ。ブギやシャッフルが出来ないなら出来るまで練習してこい!

2月のマイケル・シェンカーの時がサイモン・フィリップス&ニール・マーレイっていう凄腕ミュージシャンだったから、今夜のゲイリーのバックのショボさが余計に目についてしょうがなかったよ。

あと、ハモンドは音はよかったけど、プレイはいまいちだったなあ。ただのバックミュージシャンの演奏よりヒドかった。実につまんない演奏だった。

それから、今日は2Fはシートがあって、1Fはオールスタンディングだった。
僕らはチケット取ったのが直前だったから既に2Fはソールドアウトで1Fで見たんだけど、これがもうギューギュー詰め状態で、ただでさえ平均年令が極めて高い客層だから開演直後に酸欠や気分が悪くなって退場する人続出っていう有様で、あれは当日券はナシにするか、1FのPA席周辺のスペースも解放すべきだったよな。

開演直前なんかラッシュ時の地下鉄の扉付近みたいな状態になってたから、早めにスタッフが高いとこから見て少しずつ詰め合うことを客に指示すれば、みんな大人なんだから動くのにしないから、背の低い女性客はどんどん壁際に押しやられちゃったり、実際、直前にはスタッフが客に協力を求めて、みんながそれに素直に協力して事なきをえたんだから、もっと早く判断してやっとけっていう話しだよ。

更にもう1つ言えば、今回はロック寄りじゃなくてブルーズ寄りの選曲でのライブだったし、客の年齢層も高いんだから、スペースに余裕が出来ればドリンクももっと売れただろうし、そこら辺の判断や運営の仕方はなってなかった。

と、いうことで、ゲイリーには大満足だったけど、ライブとして、イベントとしてはイマ3くらいだった。

なんだけど、やっぱゲイリーの素晴らしさには部員一同、皆感動していたので、ライブの後に寄ったブリティッシュ・スタイル・パブのエールとフィッシュ&チップスと、毎度爆笑のヘビメタ(ロック全般のことね)談義は大いに盛り上がりましたとさ、めでたしめでたし。

さ〜て、次回のヘビメタ部のターゲットは・・・ エイジアです。お楽しみに〜/

余談だけど、今でこそムーアと言えば世界一好きなギタリストの苗字だけど、映画少年だった僕には、高校生になるまでは、ムーアと言えばジェームス・ボンドだった。

(写真は季節外れの寒風吹きすさぶ開演前のZepp Nagoyaの入り口から見た名駅@iPhone)
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by thin-p | 2010-04-24 01:05 | Fav | Comments(3)

MSG へ行ってきた

マジソン・スクエア・ガーデンではない。

Michel Schenker Group
そのライブが今夜、名古屋のクラブ・ダイヤモンドホールであり、それに行ってきた。

今回のメンバーが感涙もののラインナップで。

Michel Schenker(Gt)
Gary Barden(Vo), Simon Pillips(Ds), Neal Murray(B), Wayne Findlay(G/Kb)

c0030705_1225684.jpgマイケル・シェンカーが大ブレイクした1st ソロ・アルバムのドラマーで、現在はTOTOや様々なセッション、更に自身のソロワークをも精力的にやってる、世界最高水準のスーパーマルチドラマー、サイモン・フィリップス。

ゲイリー・ムーアとコロシアムIIっていうインプロバイゼイション・ハード・ジャズロックからスタートし、ホワイトスネイクの黄金期を支え、ブラック・サバスなどのヘビメタジャイアンツたちのボトムを支え続けてきたベーシストで僕にとっての神様だったニール・マーレイ。

マイケル・シェンカー・グループのオリジナル・ヴォーカリスト、ゲイリー・バーデン。

キャリアは全く知らないけど、アメリカ人マルチ・プレイヤーのウェイン・フィンドレーがギターとキーボード。

元々マイケル・シェンカーはスコーピオンズ、UFO時代から好きなギタリストだったけど、それだけならチケット買うこともなかった。
でもさ、このメンツじゃ見逃せまへんでだんな!ってなもんですわ。

素晴らしかった。みんな音楽に対する姿勢が相変わらず真摯で、ステージマナーもオーディエンスへのリスペクトと感謝を常に表してて、なによりバカ巧!
テクニックがすごいっていうんじゃなく、いや、全員ほんとにすごいプレイヤーたちではあるんだけど、それを超えた音楽家、演奏家として実に巧くて、それでいて客をうまく乗せたり引っ張ったりもしてくれるし、なにより本人達がすごく楽しんでやってるから感動の循環が起こるっていう、そういう巧さ。
素晴らしい演奏家のパフォーマンスに直に触れるっていう幸せなライブ。
それなのに正統派ハード・ロックの王道っていう素晴らしさ。

いつの頃からかマニアしか知らないようなバンドですらバカみたいにド高くなった外タレ(あ、今は外タレなんて言わんか?・爆)のライブは往々にしてがっかりすることが多い。

今回のMSGは8,000円+ドリンクでオールスタンディングだったけど、Wアンコールで約2時間。それであの内容なら大絶賛だよ、マジで。
つってもまあ、それでも昔はホールでも5000円程度だったんだけどね。

いやぁ、サイコーだったよ。ほんと。


かつて僕がいた会社には、ヘビメタ部っていうのがあって、イベントやパーティーの、ここぞという演出ポイントにカッコいいヘビメタをかけちゃうっていう秘密工作員の組織(笑)
ヘビメタっつっても、シャレでそう言ってただけで、実際はハードなロックが好きな社員やスタッフが勝手に集まっていろいろおもしろがってただけなんだけどね。
その隊長が僕(笑)

今日もかつての工作員数名に声をかけたら 4人行くと(笑)

バンドは終始上機嫌で、すごく楽しそうに演奏してた。

そんなこともあって、とにかく今夜のライブはステージ上もオールスタンディングがほぼ満員状態のフロアもロビーも全部、とにかく幸せなライブだった。
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by thin-p | 2010-01-15 01:26 | Fav | Comments(0)