好物:焼きそば

昔っからやってるこの店は、食品と菓子と野菜と果物と乾物とインスタントのあれこれが少しずつおいてあって、お好み焼きと焼そばと夏はかき氷が食える、ほんと、昔はあちこちにあったような店で、大将がせっせせっせと一生懸命に脇目もふらずに焼いてくれて、いつも作りたてを出してくれて、そのお母さんと奥さんが適度に緩い接客とサービスをしてくれのも手伝って実に美味い。そしてかなり安い。

その店は家からクルマでちょっと行ったところの家電量販店+マックスバリュなどのすぐ脇にあって、今日の午後、外付けHDDを買いにいったついでに久しぶりに遅めの昼飯に寄った。

イカ玉お好み焼きと豚入り焼きそば=640円。つまり各320円。

そして、この鉛筆と色鉛筆で書かれたメニューが素晴らしい。
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自信に満ちた宣伝に偽りなし。
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プラモデルとCDも買えて、お好み焼きと焼そばが食える駄菓子屋をやりたいと今でもずっと思ってるが、やっぱり焼いてもらって食うのがいちばん美味いなあとも思ってるので、たぶんやらない(笑)

と言いつつ、焼そばだけは自分が作ったヤツがいちばん美味いと思っている。
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by thin-p | 2012-08-26 01:45 | 食道楽 | Comments(0)

旅先の美味いもの〜鳥取編〜

もー、どんだけ鳥取なんだよ!と思われてもいい!
あと2回だけやらせてくれ!鳥取特集を...

はい、ということで、今夜は鳥取で食った美味いものを紹介しよう。
実はこの前の土曜日に PCBC 09 の本編前の集いで散々語り、その一部をPodcast配信したので、興味関心のある人は文字と写真+僕の食に対する飽くなき探究心と熱い思いでより深いとこまで感じてもらえたらと(笑)

 *PCBC 09「夕の部」@ A'sf -Pod- Radio

まずはこちら。どん。
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鳥取入りした日の午後、昼飯時をとっくに過ぎた時間にどうせなら境港で海鮮丼を食おうと思い、空腹を大福餅で誤摩化しながら境線に乗り込み、駅前で観光マップを広げるものの、やっぱここは妖怪の町、妖気を感じて己の直観を信じて美味そうな店を探して飛び込んだのは、海鮮丼はもちろんあるんだけど、平日限定の特製松花堂弁当をやってる店。

だってさ、寿司は握りの具合とか下ごしらえの善し悪しとかあるけど、海鮮丼って、素材がよければたいてい美味いじゃん?
なので、刺身と料理を食える店にしてみた。
刺身、煮染、佃煮、焼き魚、煮魚、卵焼き、などなどがバランスよく盛りつけられた弁当に箸を付けた途端に自分のセンサーの高性能さに感謝した。
空腹だったからではなくどれもほんとに美味かった。
店の人たちもみんな飾らない感じで、適度に放っておいてくれる感じでよかった。

あ、僕の食い物ネタは店の名前やリンクは基本的に載せないので想像して楽しんでください(笑)
で、もしそこへ行って同じものを食いたい場合は喜んで教えるから遠慮なく聞いて下さい。

と、この調子でやってると寝れなくなっちゃうので先へ進もう。

その夜はサッカー日本代表の試合中継も見たかったから、ホテルの近くで適当に済ませようと思ってたが、せっかく山陰まで足を伸ばしてチェーン店とか、そこらの居酒屋っていうのも勿体ないと思って探し当てたのがここ。
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米子駅前の路地裏にあった「焼肉食堂はな」

土砂降りの中を歩き、夕方に境港で会って来た鬼太郎の妖怪アンテナにあやかり、その能力を最大限発揮して「びびび」ときた店に入ったら、これが大ビンゴ。
詳しい説明をし始めるととてつもなく長くなるので、これも僕のPodcastを聞いてもらうと、店主夫婦との楽しい会話でこの店の素敵な感じと美味さが伝わると思うので、ぜひ。
炭焼きは上ミノを食うべし。そして、必ず生ビールを飲むべし。
ここのビール、ビールが飲めない人にこそ飲んで欲しい。
ビールサーバーの手入れとその日毎の調整にものすごい手間隙かけているらしい。で、それが如実に反映されている。しかも安い!

*旅先のメシ屋シリーズ「鳥取県米子市・焼肉食堂はな」前半
*旅先のメシ屋シリーズ「鳥取県米子市・焼肉食堂はな」後半

↓これ、特別に作ってくれた辛テールスープ・クッパ。絶品!
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*店のサイトがないので、焼肉食堂はなでググるとぐるなびとか出て来るので参照ください。
*住所:鳥取県米子市明治町291 1F

さて翌日。
出張直前に知ってどうしても食べたかった鳥取牛骨ラーメンを、苦難の末にようやく食えた。どんな苦難だったかは前述の「PCBC 09 夕の部」Podcastを聞いてもらえばおわかりいただけると思う。ま、たいしたことじゃないんだけどね(笑)

ここで食おうと思ってたのに、まさかの臨時休業!
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そうそう、Podcast聞いてもらうと、僕の話しを聞いてるオーディエンス(笑)の約1名が「臨時休業」と「定休日」をごっちゃにしてて笑えるよ(笑)

三軒目でようやくありつけた、これがその牛骨ラーメンだ!(煮卵と追加叉焼はオプション)
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これが想像とはまるで違う、優しくてさっぱりあっさりした、それでいてコクがある実にうまいスープと、奇をてらってない麺と具が実に美味かった。
そうだな、韓国のコムタンスープみたいな、あれを洗練させた感じ?(コムタンが洗練されてないとかそういう意味じゃないよ)
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この牛骨ラーメンもこの鳥取シリーズの最初に紹介した観光PRショートムービーに登場していて、それで知ったものなんだよ。

*鳥取県観光案内 とっとり旅の生情報/鳥取牛骨ラーメン応麺団(マップあり)

牛骨ラーメンの美味さの余韻が消えないうちに、お次は、これもPodcastしたんだけど、三朝温泉で江戸時代の初期から代々営まれている蔵元で世界一になった日本酒の古酒の飲み比べをさせてもらった。
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そこの14代目が気分よくいろいろ語ってくれながら、10種類の酒を猪口にじゃんじゃん注いでくれるもんだから、なんだかんだ全部飲むと余裕で徳利1本以上空けるくらい飲んじゃう(笑)
これがもー、ほんとに美味いんだ。そして酔わない!(ような気がするだけでいつの間にかいい気分になってる・笑)
その時の様子がこちら→ *世界一の日本酒・三朝温泉・藤井酒造

藤井酒造さん、ごちそうさまでした!どうぞお達者で15代目とよい酒をこれからも作り続けてください。いつかまた行きます!
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でもってその夜。

どーん!  あわびー!あわびー!あわびーぃー、あわびー! れっといっとあわびー!!
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余計なことは書かない。絶品。

旬の野菜を上品に創意工夫で食わせる八種類の前菜からはじまり、自家製豆腐、蛤の潮汁、旬の地魚四種盛り、揚げステーキと焼き野菜、そしてこのあわびの石焼、かに茶碗蒸し、坊主ごろし(もづく)、蚫と地野菜の天ぷら、赤出汁、三朝野菜の香の物、(ここで焙じ茶)、地元の合鴨農法・三朝米、特製のクリームブリュレと季節のフルーツ。以上!

山陰の名物と旬をすべて見事にちりばめた素晴らしい料理だった。

朝食がこれまた完璧な内容だったけど、品書きをなくしちゃったので割愛(笑)

そう、地元の合鴨農法・三朝米ってのがほんと美味かった。あと10若かったらお櫃のご飯、全部平らげたのにっていうくら美味かった。

さあ、長々と綴ってきたけど、美味いもの話しもそろそろ締めだ。

食い物じゃないんだけど、紹介したいのがこちら。
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昨日アップした三朝温泉の写真の中にある「ヌード」劇場のすぐ近くにある木屋旅館の九代目が店主を務める民芸茶房・木木。

そしてそれと併設してあるのが「カムパネルラの館」
この名を聞いて、宮沢賢治?あれ?出身って鳥取だっけ?って思ったら、もちろんそうじゃなく、実は木屋旅館の大女将のお父さんと親交があったそうで、詳しくはリンク先を参照してもらいたいんだけど、そんなわけで宮沢賢治の直筆の手紙だとか一緒に写った写真や貴重な品々がたくさん無造作に展示してあった。

銀河鉄道の夜のカムパネルラは、その大女将のお父さんがモデルなのではないかと、賢治作品研究家の間ではそう言われているそうで、宮沢賢治マニアだったらきっとたまらない場所だと思う。

*カムパネルラの館

思えば米子の駅に初めて降り立った時、駅前の大きな銀河鉄道っぽいモニュメントがぱっと目に飛び込んできたんだった。

僕はあの汽車に乗ってここまで来たんだと思うと、九代目がサイフォンで丁寧に淹れてくれた珈琲が尚更美味かった。そして地元の老人たちと共に緩やかで優しい、とてもいい時間を過ごさせてもらった。九代目も真っ直ぐな青年で、三朝温泉の未来への思いを語ってくれつつ、そうすべきかを相談されたりして(笑)なんか全然余所者じゃない、あたかも関係者みたいな感覚を楽しませてもらった。
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じゃ、最後は食ってないけどこれを貼って締めよう。

人口がいちばん少ない(の?)鳥取県が、カレールウ消費量日本一らしく、「カレー王国とっとり」なのだそうだ。
ということで、確かにどこの土産物屋でもカレーをプッシュしてたし、初日の夜に泊まった米子の駅前のホテルの裏にも美味そうなカレー屋があったっけ。
こんど行ったら食ってみよう。
↓「大食いタレントが絶賛」という、実に曖昧なコピーw
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はい、以上で鳥取シリーズ、今夜は「美味いもの編」をお送りしました。

明日はあと5〜6枚スナップを貼って鳥取観光大使の任を解こうと思う(笑)
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by thin-p | 2012-06-27 00:56 | 食道楽 | Comments(2)

オレ様によるご当地うまいものレポ〜後半

じゃ、後半、いくよ。 [前半はコチラ

5会場目は札幌。
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しかし北海道ってのは、ほんとに何食っても美味いね。
ほんとは地元の居酒屋とか行って、いわゆる普通の居酒屋メニューを楽しみたかったんだけど、諸事情あって、毎回カニになっちゃうんだよね(苦笑)

タラバガニとズワイガニと毛ガニとエビ料理の食い放題は、確かに名古屋のカニ専門店で食うより遙かに美味くて値段は半分以下なんだけどさ、僕は自他共に認めるカニ好きではあるけれどもさ、でも、毎回それじゃさすがに飽きるってもので。
ま、ご馳走になってる立場なので文句も言えず(苦笑2)
傍から見たら、なんて贅沢なこのやろー!ですが、ま、しゃーない。

で、どうしてもラーメンだけは食いたくて、カニのあと、すすきの〜時計台を散歩して腹ごなしして、狸小路で見つけたラーメン屋へ。
予感的中、味噌ラーメンと、そして餃子も野菜の甘みがとても美味かった。

翌日、現場が終わった後、千歳空港から名古屋へ帰る時に、いつもだと海鮮系の何かを食ってたんだけど、地元のスタッフから帯広豚丼が美味いと聞いていたので、それを探しあてて食ってみた。
美味かった。今まで食った豚丼のどれとも似てない味だった。
この豚丼(風の弁当)がコンビニで買えるなんて、やっぱ羨ましいぞ北海道め!(笑)

お次は東京。
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初日の昼は、ゆりかもめに乗る前に新橋駅前の路地の居酒屋のランチを。
小さな店には昼間っから酒を飲む中高年男性のグループが2つ。
政治や経済の、まさに時事放談をあっちもこっちも繰り広げていて、なんか、そういうシーンに東京を感じたりして。

この店は実にユニークで、書き始めたら枚挙にいとまが無いくらいになっちゃうので割愛するが、次回、上京したら絶対夕方から飲みに行こうと決めている。

丁寧にこんがり揚げられた肉汁が染み出すメンチカツ定食は実に美味かった。

そして嵐。
ホテルから外に出ることができないほどの暴風雨。
ホテル内のレストランはすべていっぱい。かと言って、ホテル内のローソンで弁当買って、なんてまっぴらごめんなので、思い切って隣のビルの中の飲食街へ駆け込んだ。
居酒屋、中華、肉料理、イタリアン、カジュアルレストラン、和食、などなど、よさげな店が並んでいたが、なんとなく惹かれた韓国料理店に入ってみると、これがビンゴ!

あんまり美味いもんだから、翌日の夜も行っちゃった。安かったし。
スタッフは皆、シャイで真面目そうなコリアンで、それも良かったってのもあってね。
ビッグサイトの周りは平均点的な店しか無いから、もし宿泊もあの近くであれば、この店、おすすめです。

東京からの帰りの新幹線では、必ず&迷わず品川の貝ずくし弁当だ。東京駅でも買えるので興味のある人は一度お試しを。もっとも、貝が好きならね。

はい、東京はそんな感じで、次は青森。
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地元のスタッフが連れてってくれた店は、ねぶたと津軽三味線とよさこいのパフォーマンスを間近で楽しめて、料理も抜群、そしてコスパにもすぐれた良い店だった。
海峡マグロは大トロ、中トロ、赤身を食べ比べ、地酒も飲み比べ、地元名産の食材と地魚の料理はどれも絶品だった。
惜しむらくは、地元のいわゆるB級グルメの黒焼きそばが食えなかったことだ。
これは次回行ったら絶対食うぞと堅く心に誓った(笑)

翌日は現場終わりからそのまま空港へ行き、中のレストランで海鮮丼を食った。
青森の魚介類が10種類以上(だったと思う)のった丼に、卵の黄身にワサビと醤油を入れて溶いてかけて食うんだけど、この食い方はとても美味かった。

写真は行きの機内サービス、青森のリンゴを使ったケーキと静岡茶のセット。
帰りはシャトレーゼの一口チョコケーキとKALDIの珈琲。
ANAだとホットコーヒーはスタバのを300円で購入なんだけど、FDAはお菓子付きで無料。
機長の機内アナウンスも適度に入るし、CAのサービスもよい。
行き先と時間さえうまく合う便がある場合は、ぜひFDAをご利用ください。飛行機もカラフルで楽しいし、親会社は叔父が務めてたとこでもあるので(笑)

さてさて、長々と綴ってきたが、最後の2カ所、山形と仙台。
まずは山形から。
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今回のツアーで新たに加わったのが青森会場と山形会場。
青森は滞在はしたことはなかったが、降り立ったり、通過したことがあった。
山形はまったくの初入県(という言葉はないけど)だった。

美味いものや名物については事前にウェブで情報を得ていたが、正直、どれもピンとくるものがなかった。
それより温泉宿が絵に描いたような昭和初期の地方の旅館という佇まいで、チェックインして部屋へ入った瞬間、思わず写真を撮りまくったほどだった(笑)

で、結局、1回だけの晩飯チャンスは、最終会場だからということで食事会になったので、まあ無難な居酒屋へ。
どれも悪くはなかったが、特筆すべきものはなかった。

翌日、現場で地元のスタッフたちに、観光客に何を勧めたいかヒアリングしてみると、みんな山形の食文化に相当な誇りを持っていることに驚いた。
蕎麦がうまくてラーメンも天ぷらもうまくて、米どころだから、ご飯や餅や団子もうまい、と。

蕎麦に至っては、長野の蕎麦がおいしいって言ってるけど、山形の方が絶対もっとおいしいから、私たちは長野の蕎麦が日本一だというのを認めません、とか言っちゃってたし(笑)
そこまで言われると、蕎麦好きな僕としてはどうしても食いたくなったのだけど、残念ながら、今回はその機会は得られなかった。
これも次回への持ち越し目標としてしっかり記録しておこう。

さて、現場は無事に完了し、仙台へ移動。
渋滞の高速を抜け、駅前のホテルにチェックインした頃には腹ぺこも限界で、とにかく二年ぶりの牛タンをめざし、目的の店に向かった。
もう何も言いますまい。あれは仙台で食うから美味いというのもあると思うけど、それでも美味いものは理屈ぬきに美味いのだ。
テールスープと自然薯と麦飯、そして仙台味噌に漬けた青唐辛子の南蛮漬け。
何度食っても最高だ。

更に今回はこれも。牛タンの握り!
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マグロとも牛とも桜肉とも違う、タンとは思えない上品な味だった。

腹一杯になったとことで、みんなとは分かれて一人で街歩き。
途中で珈琲が飲みたくなり、アーケードの中にあったスタバへ寄った。
ここのバリスタが実にかわいくて、ずっとにこにこしながら仙台訛りで対応してくれて、これが映画のワンシーンなら小粋な台詞のひとつも言って彼女にキスしたのにっていうくらいかわいかったので、仙台駅前のアーケードのスタバをご利用の方はぜひチェックしていただきたい(笑)

旅の最後に何を食うか。
ま、実際は翌日の朝食と昼食があるわけだが、旅気分としては最後の夜だ。何を食うかは大事な問題なのだった。

やっぱ締めはラーメンだな、ということで、シンプルな醤油ラーメンを食った。
なんの変哲も無いラーメンらしいラーメンだったが、ちょうどいい味でうまかった。

さぁ、どうだい?いろいろ食いたくなっただろ?(笑)

なってないとしたら、僕の文章表現力不足のせいなので、もし皆さんがここにあげた街へ訪れた際は、騙されたと思って、ここに紹介したものを召し上がってみていただきたい。
絶対美味いから。ほんと。

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最後に、仙台空港を発つ前には、ずんだシェイクをぜひ。
ただ、あの量はずるい。おかわりしたくなる(笑)
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by thin-p | 2012-04-28 00:16 | 食道楽 | Comments(0)

オレ様によるご当地うまいものレポ〜前半

GWが始まっちゃうので、月内にやっちゃわなきゃならないことを朝から全部片付けようと、あちこち行ったり来たりしていたら、思いがけないところから仕事の依頼が来て、更に思いがけないところから仕事の相談があり、夕方に(ふぅ)と息をつき、珈琲を飲んだ途端に全身と脳みそが疲労感と眠気に支配されたのだが、久々にiTunes全部のシャッフルを、ちょっと大きめの音で流しながらツアーバッグを解いて資料と備品を仕分&破棄。

眠気と疲労感を誤魔化しただけなので、その作業が終わると再び動作も思考も、こんどは完全停止しようとする。

どうにか最後の気力を振り絞って意識を保って晩飯にありついた。

と、いうことで、今夜は食い物の話だよ(笑)

三月初旬から昨日まで、9つの街を仕事で訪れ、土地土地で美味いものを食った。
それはどれも実に美味かったので、次回行くときのためのログとして、このブログを見てくれる人たちへのシェアも兼ねて残しておこう。

あ、その前に、僕をご存じの方にはお馴染みですが、僕は食い物の写真をうまく撮れません。
理由は二つあって、ひとつは店内にシャッター音を響かせたり、いかにもどこかに公開するぞ的な感じを周囲に感じさせたくないからで、もうひとつは、そんなもん、写真なんか撮ってる場合か!という状態になってるからです(笑)
なので、ここに貼る写真は、一応それぞれの土地で撮ったものではありますが、本文の内容とは必ずしもリンクしません。あしからず。

じゃ、まずは京都。
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現場のレストランのトンカツ定食でランチ。これが思いの外(値段なりだけど)うまかった。

現場の準備を終え、去年の春に行ったときに直感のみで飛び込んだ店を再訪。
直感のみで選んだ店だったが、料理はもちろん、店の感じも店員もみんな良かったので、ツアーの最初の夜は文句なしにそこだと満場一致で採択。電話をして今から行くよって言ったら、僕のことを覚えていてくれて、すんげえサービスしてくれた(笑)

四角い顔でごついガタイの気のいい兄ちゃんの料理はほんとに美味かった。
どうやら彼は僕と飲みたいらしいので、次回は遅めに行って他の客が帰ったら席に呼んであげようと思う(笑)

魚、野菜、地鶏、創作おばんざい、そして釜飯。とにかく全部うまかった。

二日目の夜は京都らしく豆腐三昧。
料理はどれもうまかった。ただ店の運営は三流だった。なのでどことは書かない。(写真を見ればわかるか・爆)

三日目は蕎麦を食った。うん、確か蕎麦だった、と思う...(笑)

以上、京都編、でした。
続いては岡山編。
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瀬戸内海の地魚を寿司屋で堪能。普段も貝の寿司は全種類制覇したいくらい貝の刺身が好物な僕には最高の時期に最高の寿司だった。
岡山は一晩しかいないから美味いものを食うチャンスは1回のみ。
ということで、腹ごなしにホテルの周りを歩いてから、昨年、地元のスタッフに教えてもらった美味いうどん屋へ行き、倉敷うどんを。

これがまた実にうまかった。
讃岐うどんより伊勢うどん(とか、白玉うどん)派な僕も、あれは美味いと思った。

二日目、現場が終わったあと、岡山駅で食ったラーメンは、店の作り的にも雰囲気的にもイマイチだったが、味がまた普通すぎて残念だった。

以上、岡山編。
次は金沢編。
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繁華街の路地にある魚と野菜が自慢の炉端の店へ。
ここは最高だった。今回のツアーの晩飯グランプリを贈りたい。
金沢だから魚が美味いのは当然だとして、野菜がほんとに美味かった。
野菜自体もちろん美味いものを選んでいるのだろうが、料理方法がどれもすばらしかった。
特にタマネギとニンジンは感動的でさえあった。

更に、そのあと、なんとなく惹かれて入った中華料理屋のラーメンが三つ星だった。
どうやら麻婆豆腐が自慢らしく、次回はぜひ空腹の時に挑みたい。
この仕事4年目にして初めて金沢の夜が楽しかった(笑)

はい、次は名古屋編。
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つっても、名古屋は自宅からの通勤で、会期中は他のイベントが重なった日があったりで、地方みたいに食べ歩くなんてことはないので割愛。
会期中に1日だけ、主要スタッフ全員での中打ちがあったけど、それも名駅の大きな居酒屋のコースだったので、ま、それなりってことで、やっぱり割愛。
写真はその宴会の帰り道で適当に撮ったもの。もちろん、意味などない(笑)

じゃ、ここで一旦送信〜オレ様によるご当地うまいものレポ、後半に続く〜

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(写真は、岡山駅へ向かう電車が遅れ、ホームで待っている僕らを見てる地元高校生)
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by thin-p | 2012-04-27 23:03 | 食道楽 | Comments(0)

天ぷら屋で瓶ビール、のちラーメン

年の離れた弟、みたいなヤツに昨年末息子が生まれた。

春の少し前の頃にずっといっしょにストーリーを練り、あの奇跡の夏にずっといっしょに映画を撮り、秋の入口の頃にはほぼ徹夜しながらいっしょにその編集作業をして作品として完成させた、あいつに、だ。

出会ってから10年近くなる彼との年齢差で言えば息子だとしてもあり得るが、こちらの気持ち的には弟的な存在なので、彼に息子を孫だとは思わない(笑)

そんな彼と久しぶりに会っていっしょにメシを食った。
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行きつけの天ぷら屋のカウンターで季節の天ぷらや料理を瓶ビールで楽しみ、自分たちで撮った映画にまつわるエピソードや生まれたばかりの彼の息子と、それによって変化した様々なことを話したり聞いたり、楽しい時間だった。
この天ぷら屋はほんとに美味い。

僕が彼くらいの年の頃、世はまさにバブル全盛期で、得意先や取引先との接待会食だったり、打合せや会議の後の「じゃ、食事行きますか」というのが慣例だったりして、あと本支社の社長や幹部などの来名のもてなしの機会も多々あり、仕事上の会食や接待は大抵繁華街の割烹や、老舗の料理屋とかホテルのレストランなどが多く、名古屋の有名店での飲食はある程度経験したが、僕の本分は学生時代とミュージシャン時代の貧乏生活の頃に培った勘と足で安くて美味い店を探し出し、それを気の置けない人たちとシェアすることなので、経済的に多少のゆとりができた後もプライベートではそういうガイドブック等に載っていないけど、実はめちゃめちゃ美味いとか、笑っちゃうくらい安いとか、店の人とか店の構えとかシステムとかがなんかいろいろおもしろいとか、そういう店を探すのを半ば趣味のようにしてきた。

あの頃、中高年になったらこじんまりとした寿司屋とか小料理屋とかのカウンターで熱燗徳利の首を人差し指と親指でつまんだり、瓶ビールで小ぶりのグラスに注いだりしながら、美味いものを少しずつたくさん食べる、みたいになりたいと思っていた。
ただ、あの頃の僕はほとんど酒が飲めなかった。
だから付き合いや接待の時は覚悟して、相手に気を遣わせないよう上手に振る舞いながら何度もトイレへ通って時には一晩中付き合ったりもしていた。

なのに、なぜか酒が飲めるようになっている自分をいつも想像しながら、いつもそれを楽しみに、と言うか、大袈裟に言えば、そんな自分を夢見て修行だと思って毎晩のようにぐったりしていた(笑)

雨が降る、少しだけ寒さが和らいだ夜に、息子が生まれたばかりの年の離れた弟みたいなやつと、天ぷら屋のカウンターで瓶ビール。
あの頃思い描いていた理想に近づいた、と悦に入った。

そのあと、路地裏の中華料理屋でいっしょにラーメンを食った。

「こういう店の五目中華がいちばん美味しいですよね」と彼。

いつの間にか感化されている(笑)

*使用した画像は鍬形恵斎「近世職人尽絵巻」(東京国立博物館蔵)から、江戸時代の天ぷら屋台の画
  東京屋形船案内のサイト浮世絵に見る屋形船のページより拝借

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by thin-p | 2012-01-21 13:06 | 食道楽 | Comments(0)