土曜日は横浜にいました(5)
と、いうことで、横浜まで一人で行ったのは写真散歩をするためではなく、娘の舞台を見るためでした。
バー・アスティエ協会主催によるダンスパフォーマンス
(Association barre Astié)
いわゆるダンススタジオや教室などの発表会とは違って、アラン・アスティエというバレエ講師がクラシックバレエのバーレッスンを応用し独自に発展させたエクササイズ・メソッドを習得した講師たちの創作した作品を、その生徒やレッスン生、弟子などが発表するというもので、バレエはもちろん、ジャズ、コンテンポラリー・ダンスなど、ジャンルを超えた構成で、即興ダンスもあり、実にアーティスティックでアカデミックな内容でした。
で、木金の音楽やお笑いライブと同様、これこそ生で見てこそのものであり、特にコンテンポタリー・ダンスや即興ダンスはこちらも無になってダンサーの動きと息づかい、心臓の鼓動と音楽に同期するみたいな、融合しちゃうみたいな、そんな新鮮な体験が出来て感動しました。
娘は今まででいちばんのびのびと生き生きと踊っていたので、ダンスそのものを作品として楽しむことができました。後で先生にもそう言ってもらえたので、親の贔屓目じゃないってことで嬉しかったです(笑)
ホールは満席で立ち見まで出て、それはそれは盛況でした。
アラン先生はリハの時に、出演者とスタッフ全員にバラの花を一輪ずつ、ひとりひとりに直接手渡したそうで、娘はえらく感動してました。
どちらかと言えば小柄な人で、開演前に挨拶している時など、とても柔和で大人しい人だなという印象だったのに、最後の演目の即興演技とフィナーレでの存在感やオーラはすごかったです。
あれは言葉では書き表せません。ほんとに美しかったです。
そして、アラン先生に師事し、日本の協会理事長となったバレエダンサー坂東裕子さんのコンテンポラリー・ダンス・パフォーマンスにはとても感動しました。
終演後に出演者や講師がロビーに出てきて、来場者や家族と話したり感動を分かち合ったりして、その後、娘と妻は打ち上げ会場へ招かれていて、先生は僕も誘って下さったんだけど、僕を知ってるのは娘と妻と先生だけだから、いきなり会場へ行って娘にも周りの人たちにも気を遣わせてはいけないからと思い辞退して、妻子とは帰りの待ち合わせ時間だけ決めて、夜の横浜を撮りながら時間をつぶすことにしました(笑)
横浜写真散歩、夜の部へ続きます。
by thin-p | 2010-08-29 18:38 | スナップ