昨夜、ボトムラインで

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30年前、名古屋に来て初めて音楽の真剣勝負を挑んだステージに、圧倒的な存在感を放つ彼がいた。
別世界の人だった。

その3年後、彼の新しいバンドのベーシストに抜擢された。
夢中で演奏した。まさに夢のようだった。

そしてお互いに進む道が別々になって四半世紀が経ち、1年前には本当に別れ別れになってしまった。

彼と共に音楽と時間を共有したミュージシャンや友人知人が、昨夜はボトムラインに集まって、1周忌を、そして追悼のライブイベントが繰り広げられた。

仕事を片付けて駆けつけた時、すでにイベントは残り約3分の1ほどまで進んでいた。

それでも間に合ってよかった。

いろんなことを思い出し、いろんなことを考えた。
去年、葬儀の時よりもたくさんのことを、客席の柱の陰で考えた。

何をどう感じたのか、どう思ったのかは複雑で、簡単に書き表せるものではないので書かない。
いつか彼と再会した時に、本人に伝えようと思う。

僕を表舞台に引き上げてくれた、僕の音楽人生のヒーローであり最愛のギタリスト、赤松一郎はもういないけれど、彼の音楽と彼が繋ぎ紡ぎ広げていった人の輪は、永遠に続いていく。

一時はその輪からはみ出していた僕を、1年前に彼はまた引き戻してくれた。

赤松君、僕はまたベースを弾いてます(笑)

by thin-p | 2010-11-16 01:00 | スナップ