なにしにきてんだか、って思ったって話し
土曜日に講演会とディスカッションと見学会のUSTREAM中継をしたって話しをここに書いたんだけど、それ自体は実に興味深く価値あるもので、スタッフとして参加させてもらえてよかったと思った。
名古屋から車で1時間半も走らないと行けない場所にも関わらず、参加者も多かった。
が、この参加者の意識と運営側の意識については、正直疑問がたくさん残ってしまったのだ。
福島の原発事故の影響と問題点と今後の取り組み方が大きなテーマだけに、小さな子どもを持つ母親や若い家族がたくさん参加していて、そりゃぁ子どもを預かってもらって参加することが出来る人ばかりじゃないし、家族みんなで参加することに意義を感じている人もいるだろうからしょうがないって言えばしょうがないんだけど、とにかく子どもがうるさくて、走り回るわ大声上げるわ、かくれんぼしたりオモチャでがちゃがちゃ遊び出したり。
キュッキュと鳴る靴を履いた子どもが歩いたり走ったり。
気になって気になって。
けど、その子どもの親たちは、それを制するでも注意するでもなく、そもそも講演会に音の出る靴を履かせて来ちゃうとか、音の出るオモチャを持って来ちゃうこと自体ダメなわけで。
映画やコンサートなどが開演する際には必ず「携帯電話は電源を切るかマナーモードで」と注意されても切ってない客がいるけど、それは1回でも鳴れば顰蹙を買い、周りに白い目で見られて慌てて切るからまだよい。
土曜日の場合は誰も注意しないし、騒いでる子どもを放っておいて必死に講演者の話しを聞いているから、本人は普段も騒いでいる子どもを無視してテレビ見たり、ママ友なんかと喋ってるから気にならないのだろうけど、周りはたまったものじゃない。
僕は主催者側でも運営側でもない立場だけど、あまりに見るに見かねて注意させてもらった。
すると、お約束のように、おじさんにおこられるから静かにしないと、と言って終わり。
で、結局、終盤には「早く終わって!」「もう帰ろうよ!」の声があちこちから続出し、グズったり騒いだりしている子どもを外に連れ出したりまた戻って来たりという親が数組いるし、飲食禁止のホール内で弁当食い始めちゃったり、客席後方は酷い状況だった。
あの家族たちは、あの日あの会場になにしにきてんだって、そう思ったっていう、まぁ要するに一言で言っちゃうと、苦言だ。
自分たちがそこに参加するという意識や自覚は大事だが、それならそれで貴重な機会を大事に思って欲しいし、もし参加する自分がステキだと思って来てるなら、少なくともほんとうに切実な思いで参加してる人たちに迷惑だけはかけないよう、その人たちの心の痛みや思いを想像して、周りを思いやって欲しいものだ。
それだけで、いろんなことがずいぶんと変わっていくと思う。
by thin-p | 2011-07-25 23:18 | 雑記帳