朽ちてゆく街にて
そこに暮らし、愛着を持っている人たちには失礼極まりないタイトルだなあ、と思いつつ、しかし、街を散策して、ちょっと腰掛けて珈琲を飲みたいと思って懐かしい喫茶店を探せば軒並み閉店で、チェーンのカフェすら閉まっちゃうような街に人を集めるなんて、ってちょっと弱気になったりした日曜の夕方であった。
けど、そんな中で小さな種火と言うか、これまた失敬極まりない言葉で表すと、希望の燃えさしみたいなものがそこかしこにあったりして。
それを感じることもできたから、あの街にもういちど人を集めることを、いや、人が集まるようにすることをがんばってみようと思う。
にしてもさあ、美味い珈琲一杯飲めないような街ってさあ。
まあ、そもそも、出先で美味い珈琲なんか飲みたくないのかな。
珈琲でも人でも景色でも何かの作品でも、偶然の出会いのステキな感じをもっとみんな経験する努力をすればもっと豊かになれると思うんだけどな。
とにかく、知ってる街も知らない街も、まずはゆっくり歩くことだな。
by thin-p | 2014-05-29 19:22 | スナップ