ココロに写った自然をパチリ!

週末には珍しくスーツとネクタイで打ち合わせに出かけた。
幸いに夏日ではあるものの、汗がにじむ猛暑でも、じっとりする蒸し暑さも無く、心地よい風がそよぐ土曜日の午後に仕事的な用事は片付いたから、そのまま地下鉄の駅に潜るのが惜しく思え、一昔前のビジネスマンみたいに上着の襟首に指を引っ掛け、同じ側の肩にかぶせて街路樹の日陰の下の広い歩道を一駅分ほど歩いた。

名古屋のよいところを1つあげると、それは市街地の歩道がとても快適だということ。
あらためてそう思いながら信号が変わるのを待っていた交差点の角にキャノンのショールームがあって、そこには小さなギャラリーもあるから少し立ち寄ってみた。

このタイトル「心に写った自然をパチリ!」という巡回展の名古屋開催だった。

キャノンが全国の拠点で、社員やスタッフ、写真講師による子ども向けワークショップを展開していて、そこでの作品から優秀なものを展示していた。

とてもおもしろかった。

小さなギャラリーだけど、大小たくさんのジュニアフォトグラファーズの作品を楽しく見ていて、ふと気がついた。

子どもたちの視点が、僕が出歩いた時に撮るスナップにどことなく通ずるものがある気がした。

裏返せば、僕の視点や視座は子ども的なのかもしれない。
少年のようなキラキラした心と澄んだ瞳を持っているなどと陳腐な自慢をするつもりはこれっぽっちもなく、と但し書きを付けるのが余計だが、直観的に「あ、オレ、こういうの撮ってる」と、そう思ったのだった。

思えば毎年春に開催している高校生のジオラマ作品コンテスト「ハイスクール国際ジオラマグランプリ」のテーマも
「キミのココロに広がる情景をカタチにしよう。オモイを伝えよう。」だ。

佐野元春がニューヨークで制作して1984年にリリースしたアルバムの先行シングル「トゥナイト」で彼も「心に写したピクチャー(風景)忘れない」と歌っている。

ココロに写った自然をパチリ!

子どもたちの作品は屋外でのワークショップで撮影されたものであり、自然観察の意味からも文字どおり「自然」が撮影対象だけど、意訳して、自然な気持ち=素直な、感じたままの、心が動いた時に、自然な気持ち、、、と解釈すれば(もちろんそのまま「自然」でも)なんでもアリだと思うし、それを実践しているのが今の僕だ。

そんなことを思いながら、わずか一駅の区間でも、ギャラリーや地下街やユニークな路面店や都市計画で作られた街路樹の植え込みのデザインだったり歩道に置かれたオブジェだったり、企業のエントランスだったり、そういうところに置かれたフライヤーとかイベントチラシとかカタログとか、それこそ直観的にい目についたものや気にとまったものを、ぽいぽいと鞄に入れるのがクセというか、好きでよくやる。

この日も鞄にはたくさんの「紙」がたまっていた。

デザインや割り付けや色使いや紙の質とかサイズとか、そういうバランスを含む「作品」としてのそれらを広げ、目を通してみる。

僕はデザイナーではないけれど、そういう真似事を少しする。
そんな立場からだから、とても勉強になる。反面教師な作品も含め。

わずか地下鉄一駅区間でもいろいろ散らばっているのは都市に暮している特権のひとつだと思うから、それをもっと生かそうなんてこともあらためて思ったり。

と、いう雑書き。
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(写真の中の空色のフライヤーがこのタイトルの写真展フライヤー)

雑文ついでに、街や街路や路地裏でみつけたおもしろ写真とか草花写真だけではなく、実は人もけっこう撮っている。
それらはウェブ上にはほとんど投稿しないから、僕が撮る人物写真を見たことがある人はそんなに多くはない。

自分で言うのもなんだけど、僕の人物写真は結構いけると思う。

と、言ってるだけなら誰でも言えるので(笑)そろそろ公開の機会を作ろうと思う。
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by thin-p | 2016-07-26 13:39 | スナップ | Comments(0)