ロッジへの入り口にて
ダイアン、午後6時13分、片付けに少し手間取ったが、それ以外には特に問題はなかった。今日はロードハウスや WRダイナーには寄らずに、まっすぐに家に帰るつもりだが、夕方の公園に差し掛かった。缶コーヒーが飲みたくなった。
晴れた1日だったから、ことのほか夕陽が眩しい。
自転車で走り回ったりブランコを揺らす子どもたちや、キャッチボールの親子、母親だちの談笑、広場の中はとても賑やかなのに、なぜか妙に心落ち着く。
公園の脇にある自動販売機で缶コーヒーを買って、空いているベンチのそばまで行くと、そこにあるテーブルの上に枝と花が並んでいた。実に美しかった。
ダイアン、夕陽は時として、沈む間際にオレンジ色の中に淡いピンク色や薄い紫色の光が混ざっていることがあるのを知っているかい。
そう、この色調はフォトショップではない。まったくの、素だ。
心落ち着いてリフレッシュしたから改めて確信した。
素晴らしい作品に出会うのは、何も美術館やアトリエばかりとは限らない。
そして、それを作るのも、芸術家ばかりだとも限らない。
近所の公園のテーブルに、公園内の花や枝がきれいに並べられていたと、で、それをやったのは、たぶん、“小さい人たち”で、“大きい人たち”の仕業ではないと、そういうことです。って、解説じゃねえじゃねえかよと、更にさえなんのこっちゃな人は、ま、この作品を一緒にお楽しみください(笑)
by thin-p | 2008-05-17 23:32 | スナップ